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ピープルツリーの日々のこと

火曜日

28

4月 2020

大切なことってなんだろう。
白いTシャツのメッセージに込めた思いは…

Written by , Posted in おしゃれ

みなさま、お元気にお過ごしでしょうか。
ピープルツリーのオフィスでも最近テレワークを取り入れ、自宅勤務が続くスタッフのミナクチです。
お家にいる時間が増えたものの、TVでは連日COVID-19一色。
医療の現場で働く方々の状況も伝えられる中、ミナクチ個人なぞに何ができるのかと考えてしまいました。

そんな気分の週末にレディー・ガガが呼びかけたライブ「One World: Together At Home」を観て、すっかり頭の中はチャリティーモードに。
参加アーティストがすべて自宅からのビデオ参加というのに驚きましたが、番組内で曲と曲の合間に発せられる、本当に厳しい状況の最前線で働いている医療スタッフの方々の力強い言葉に心が揺さぶられました。
番組内では、医療現場以外の、物流やスーパーマーケットなど社会の機能を維持するためにリスクを冒しながら働いている方々も取り上げられています。

このライブから感じられたのは、出演者それぞれが発するメッセージの大切さだと思いましたが、
ピープルツリーにも、メッセージに思いを込めたアイテムがあります。

COME TOGETHER つながっていこう

現在、WebやSNSでは人と人をつなぐムーブメントが盛り上がり始めています。
ひとつの曲をそれぞれが歌ってリレーしたり("Imagine"や"上を向いて歩こう")、オリジナルの曲に「思いを込めて」動画を追加したり。

特徴的なのは、有名ミュージシャン同士のコラボではなく、世界中どこからでも、だれでも参加できること。
こんな状況だからこそ、多くのひとが参加することで、曲に込められたメッセージがさらに、そして新しい意味も加わって胸に響きます。

2020年の春夏コレクションでピープルツリーが選んだメッセージは…

ビートルズのあの名曲"Come Together"から、背中にちょっと小声で「カム・トゥギャザー」

フェアトレードを通じて人と人がつながって、みんなでよりよい未来へ、という思いを込めました。
このTシャツを企画したときはこんなことが起こるなんて想像もしませんでしたが、
いつどんな時でも、みんなで考えて、みんなで良くなる、ということが大切だと改めて感じます。

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ALL YOU NEED IS LESS 本当に必要なものは…


続いても名曲"All You Need Is Love"の「Love」を「Less」に変えて、
「"より少なく"こそが必要だ」

さすがJohnの名曲、たったひと言替えただけでもイメージが広がります。

実はこの"All You Need Is Love" は、1967年に世界初の衛星中継のTV番組内でレコーディングされた曲です。
当時はもちろんインターネットも存在しない、まだ白黒ブラウン管TVの時代。
日本も含め24ヵ国(31ヵ国との記述もあり)で同時放送された番組を観たひとが感じたであろう「世界中とつながることができる」という一体感は、さぞ強烈な印象を残したと想像します。

たくさんのものは必要ない、本当に大切なものって何だろう。
ピープルツリーはそんな思いでこのメッセージを選びました。

例えば、あなたも大切なものを思い浮かべながら、
"All You Need Is Love"を言い換えてみてはいかがでしょう。

難しく考えすぎないところがJohnらしい、原曲の流れはこうです。
無理だと感じてしまうことがいくらあったとしても… という内容の歌詞に続いて

"It's easy.
All you need is ( ), all you need is ( ), ( ) is all you need."

「簡単なことさ」
「"家族"こそが必要だ」
「"友だち"こそが必要だ」
「"思いあう"こそが必要だ」
「"つながる"こそが必要だ」……

あなたは、どんなメッセージにどんな思いを込めますか?

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GWにおススメしたい 大切なことが見つかる映画

最後にもうひとつ。
少しずつ暖かくなってきて、週末くらいは外出したいと思っても、今は我慢の時。
世界中の人たちが自分にできる何かを探している今、お家にいる時間が増えた方に(もちろんそうでない方にも)ぜひ観ていただきたい映画をご紹介します。

先週の記事でお伝えした、ドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』の日本語版を配給するユナイテッドピープルの代表、関根健二さんに作品を選んでいただきました。

ちなみにユナイテッドピープルは、世界中の様ざまな問題を扱ったドキュメンタリーなど、通常の上映ルートでは扱われにくい映画を配給する、私たちと志を同じくする(とミナクチが勝手に絶賛している)会社です。

『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』

タイトルを直訳すると「貧困株式会社」。
営利目的の開発業者やNGOが巨額の「貧困産業」を生み出し、善意の寄付や援助が逆に途上国の自立を妨げている現実を伝えるドキュメンタリーです。

貧困削減に向けて活動する人びとの国際的連携を目標とするプロジェクト「ポバティーキュア」の創立者であるマイケル・マシスン・ミラー監督は、あの人もあのブランドも、バッサリ一刀両断で「NO」。
ちょっとショッキングな内容かもしれません。

予期せぬ困難に陥ってしまった人たちを救うための寄付はとても重要なものですが、
危機が去った後に必要な支援とは何か、仕事を持ち自立することがいかに大切かを考えさせられます。
ぜひ『ザ・トゥルー・コスト』と同時に観てほしい作品です。
公式サイトはこちら>
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このほかにもピープルツリーの理念と共感する作品をいくつかおすすめいただきました。
ゴールデンウィークは映画三昧!普段とはちょっと違ったドキュメンタリー作品もぜひ楽しんでみてください。

『ダムネーション』 役立たずのダムを取り壊せ
すべては川の自由のために。常識を覆した挑戦者たちのドキュメンタリー。
パタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナードが製作責任者を務めたこの作品は、
新しい未来をつくりだす希望の光を見せてくれます。
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『幸せの経済学』 今、問われる幸せとは?真の豊かさとは?
人や自然とのつながりを取り戻す暮らし方を探るドキュメンタリー。
本当の豊かさとはなにか?の答えがみつかります。
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『パワー・トゥ・ザ・ピープル ~グローバルからローカルへ~』 人びとに力を!人びとに電力を!
オランダで再生可能エネルギー普及に取り組む活動家をはじめ、様々な市民の取り組みを紹介する、自然エネルギー業界ではバイブル的なドキュメンタリー。
持続可能な地球に挑戦する人びとの姿が私たちに勇気や力を与えてくれる、明るいビジョンに満ち溢れた作品です。
公式サイトはこちら>

もどかしい日常から少し離れて、心と体にしっかり休養を。
そして世界中に思いを馳せて疲れた心にパワーチャージ。
よい休日をお過ごしください。