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ピープルツリーの日々のこと

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金曜日

31

7月 2015

ロンドンファッション界の「生きる伝説」
ザンドラ・ローズとのコラボ第3弾

Written by , Posted in おしゃれ, ニュース

こんにちは、PRのヒロミです。


60~70年代の古着やテキスタイルが大好きな私。
古着屋さんを巡ってお気に入りを探すだけでなく、
当時のファッションやカルチャーを紹介した写真集、イラスト集も集めています。
その解説の中に、60年代以降のテキスタイルを語るうえで欠かせない存在として
ザンドラ・ローズが語られていました。


なので、まだピープル・ツリーに入社していなかった2013年、
届いた秋冬カタログを見てビックリ。ザンドラ・ローズとのコラボ商品として、
ワンピースが載っているじゃないですか。


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まさか現役でコレクションを発表しているとは!
まさに「生きる伝説」!!


復刻プリントの鮮烈さはもちろん、初めてカラーで見た
ザンドラ本人のパワフルさに強烈な印象を受けました。
なんて、カッコいい!!


今年の『ELLE JAPON』8月号でも
「The Legend Designers ファッション界を動かすデザイナーの軌跡」特集に
「ダイアナ元妃のドレスも手がけたロンドンの生きた伝説」として
ザンドラが紹介されています。



そんなザンドラとのコラボ第3弾が、2015年秋冬コレクションとして登場!
今回の生地は、アーカイブの中からの復刻版です。


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<メタルボウ& スター>
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ザンドラがイギリスのロイヤルカレッジ・オブ・アーツで学んでいたときに
現代アートから得たインスピレーションがもとになっています。
勲章(=メダル)と大きさの異なる小さな星をたくさん並べ、
ところどころにリボンが描かれています。
必ず列が不揃いになるように手書きで描いて、躍動感を出した作品です。

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<コミックチェック>
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漫画の「Wow」とか「Umph( うっ)」といった擬音のふきだしからイメージした柄。
ふきだしの中のドットは当時の新聞のカラー印刷をイメージしたもので、
とてもポップな仕上がりになっています。
元のデザインは家具用の布に使用されるためのものだったのですが、
今回は洋服に合うようにモチーフを小さくして、色も調整しています。

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ザンドラは「60年代はエシカルスピリットにあふれていた時代で、
前向きな心で世界を変えることができるという気持ちがあふれていました」と
デザイン当時のことをふりかえっています。
お気に入りの服を着ると、気分が上がりますよね。
コラボコレクションには、ザンドラのパッションが詰まっているので、
なおのことエネルギーをもらえるかも。
ぜひお手にとって、60年代のスピリットを感じ取ってみてくださいね!


ザンドラ・ローズ 新作を含むコラボ商品はこちら >>
コーディネートを紹介しています。


● 2015年インタビュー動画 


● 2013年初コラボでの来日トークイベントや、浅草での休日を楽しむザンドラの様子など、過去の記事はこちらから >>

水曜日

20

5月 2015

新宿OZONEにて、フェアトレード・マルシェを開催しました

Written by , Posted in ニュース

PRのヒロミです。

世界フェアトレード・デーの5月9日(土)、
新宿パークタワーのOZONEで、フェアトレード・マルシェを開催しました。
当日はあいにくの小雨模様となりましたが、
2,000名のお客さまにご来場いただきました。ありがとうございます!

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今年の世界フェアトレード・デーのテーマは「Be the Change」。
より良い社会、より良い未来のために
誰かが何かしてくれたらいいのに……ではなく、
自分から変わっていきましょう、
自分が変化の担い手になりましょう、というメッセージが込められています。

そのために、「日ごろのちょっとした習慣を変えるところからスタートするのは
いかがでしょうか?」というのが、フェアトレード・マルシェの提案。
食事やコスメもオーガニックのものにする。
フェアトレードのお買いものをする。
そのための具体的なアイテムを手に取れるようにしました。

ピープル・ツリーからはチョコレートやコーヒー、紅茶などの食品や
アクセリーなどの雑貨を出品。

会場には、バッグや布小物などの雑貨や
アップサイクルのアクセサリーやインナー、バナナ繊維を使ったペーパー、
インカインチオイルやマヤナッツなどの珍しい食品、スパイス
その場で飲めるカフェ、生豆、シアバターやせっけん、お花など、
バリエーションあふれるアイテムを扱うフェアトレード・ショップが16軒、集いました。

【出店者リスト 50音順】

ア・ダンセ
アフリカの花屋  
アルコイリス
N.HARVEST
株式会社オルタートレード・ジャパンNPO法人APLA
有限会社スロー
グアテマヤ
シャプラニール
DOWN-TO-EARTH
WWBb = World Wide Busybody ( 世界規模のおせっかい )
FARADAY
パルシック
Pants To Poverty(Leela)
ピープル・ツリー
フェアトレードガーデン世田谷
ワンプラネット・カフェ

「ピープル・ツリー」のブース

「ピープル・ツリー」のブース


「アフリカの花屋」のブース(手前)と、「スローカフェ」のブース(奥)

「アフリカの花屋」のブース(手前)と、「スローカフェ」のブース(奥)


フェアトレードについての紙芝居やコットンでつくるネックレスのワークショップ、
オーガニックのみつろうでキャンドルをつくるワークショップもありました。
ワークショップに参加する子どもたちの集中力がすごい!


フェアトレードガーデン世田谷

「フェアトレードガーデン世田谷」の紙芝居


FARADAY

「FARADAY」のワークショップ


新宿パークタワーでのフェアトレード・マルシェは1日限りの開催でしたが
フェアトレード月間の5月、まだまだイベントを開催しているところもあります。
ぜひ、お近くのイベントにお足をお運びいただき、
フェアトレードの商品や活動を身近に感じてみてくださいね。

★ 日本各地のフェアトレード関連イベント情報は、こちら >>
http://www.peopletree.co.jp/event/wftd/list_2015.html

★ ピープル・ツリーの商品が買える期間限定ショップはこちら >>
http://www.peopletree.co.jp/event/index.html

金曜日

15

5月 2015

世界フェアトレード・デー2015企画
「もっと知りたい! リサイクルサリー~インドの生産者さんを迎えて~」

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5月の第2土曜日は、世界フェアトレード・デー。
世界中の様々なフェアトレード団体が、フェアトレードの大切さをアピールする日です。
ピープル・ツリーでは、リサイクルサリーのアイテムをつくっている
インドの生産者団体「サシャ」よりゲストをお招きして、いくつかのイベントを企画しました。


お越しいただいたのは、デザイン・商品開発担当マネージャーのスワガタさん(左)と、 テキスタイル・コーディネーターのリタさん(右)。

お越しいただいたのは、デザイン・商品開発担当マネージャーのスワガタさん(左)と、
テキスタイル・コーディネーターのリタさん(右)。


スワガタさんは、サシャの立ち上げメンバーでもあり、
30年以上のキャリアの中で何度か来日経験もあるベテラン。
リタさんは初来日。インドを離れるのも初めてです。
見るものすべてを楽しんでいらっしゃいました。

自由が丘店では、世界フェアトレード・デー前日の5月8日(金)に
トークイベントを開催しました。


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20150515_03まずお二人に自己紹介していただいた後、スライドで
リサイクルサリー製品のできる過程を丁寧に紹介いただきました。
サシャでは、これまでもリサイクルサリーのベッドカバーやバッグなどを手掛けてはいましたが、
生産現場を訪れたピープル・ツリー代表サフィアのアイデアで、
洋服をつくり始めたのは2007年。
いちばん最初のアイテムは、右の写真のようなトップスでした。

それからスカートやボトムスなど、デザインを変えて
いくつものオリジナルアイテムが生まれました。


実際にリサイクルサリーのアイテムをつくっている様子を
動画でご覧いただきました。



リサイクルサリーは、ストリートマーケットで買い付けます。
このマーケット、とても朝が早くて、まだ暗い3時くらいに始まり、
なんと朝7時ごろには終わってしまうとか。
懐中電灯で照らしながら、これは!と思うものを探し出すのだそうです。

新しいサリーは糊がきいていてパリッとしているのですが、
何度も水をくぐって手洗いされたサリーは、本当にやわらか。
新品と古着を参加者のみなさんにもさわっていただき、違いを肌で感じてもらいました。


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肌になじむ古着ですが、ほつれやシミがあることも。
それを丁寧にパッチワークしたり、刺繍をして補強するのも、大事な作業です。
これを日本の消費者が求めるクオリティーにするために、
継ぎ当て布のサイズや、柄合わせなどを事細かに指導するのが、
リタさんのお仕事のひとつ。
当て布が大きすぎて素敵ではないとダメ出しをしたサンプルを、
わざわざインドから持ってきてくれました。

また、色彩の捉え方もインドと日本では異なるため、
リタさんたちサシャのスタッフがピープル・ツリーとのやりとりで感覚を共有して、
実際のつくり手さんたちに指導してくれています。
さまざまな生地を組み合わせるとき、これは寒色系? これは暖色系?と
1つ1つ確認して、製品に仕上がった時の印象をそろえてくれているのです。
もともと、赤やオレンジ、ピンクなどの暖色系のサリーが多いので、
「暑い夏には寒色が着たい! 青や緑を増やしてほしい」
という日本の要望に応えるのは、本当に大変だそう。
ちなみに、赤系の色にはおめでたい意味合いがあるので、既婚者が好みます。
旦那さんに先立たれた人は、必ずしも白や黒を着る必要はありませんが
もう赤系は身にまとわないのだとか。

市場で売っているサリーのサイズは地域によっても異なり、
都市部では大体115cm幅で5.5m、農村では110cm幅で4.5m。
農作業をするには、スカート部分に取るひだを少なくして、短めのほうが動きやすいので、
最初から小さめなのだそう。

こうした「作業しやすい」着方以外にも、
おしゃれとしてのバリエーションや、地域の文化による違いなどがあるそうです。
サリーをどう身にまとうのか、お客さまをモデルに実演してもらいました。
1枚の長い布にひだが寄せられ、あっという間に形になるのを見ると、
サリーは特別な衣装ではなく、本当に身近な日常着なんだな~という実感がわきました。


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「私たちが着ているサリーが、形を変えて
 日本のお客さまに着ていただけることは、つくり手にとっても大きな喜びです。
 色とりどりのサリーの色柄合わせをすることは、
 クリエイティビティーを刺激されて、とても楽しいです」

現地の人びとにとって、玄関マットやベッドカバーなど
どうしても繕いものの古くさいイメージがつきまとっていた「リサイクル」サリーが、
おしゃれなファッションアイテムとしてよみがえった時、
とても新鮮な気持ちと共に、誇らしさをもたらしたとのこと。
リサイクルサリーの洋服は国内でも広くウケて、サシャの実店舗でも大人気商品だそうです。

フェアトレードの良さというのは、どこで、誰が、どんなふうにつくったのか、
つくり手の顔が見えることだと思います。
今回のトークイベントのように、買い手とつくり手が交流する場をつくるのも、
フェアトレードを広めるうえで、とても大事なこと。
お互いを知ることで、なおのこと商品に愛着が生まれたり、
より心を込めてものづくりするきっかけになります。

これからも、こうしたイベントを企画していきますので
残念ながら今回参加できなかった方々も、ぜひ、お楽しみに!


リサイクルサリーのアイテムはこちら >>

土曜日

11

4月 2015

4 月24 日は「ファッション・レボリューション・デー」!
トークイベントを開催します

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「ファッション・レボリューション・デー」とは
2013年4月24日に起きたバングラデシュの縫製工場の崩落事故をきっかけに、
これまでのファッション産業のあり方を問い直すための国際的なキャンペーンです。
この事故では1,100 人以上が亡くなり、遺族たちは今も十分な補償を受けてはいません。

※参考ビデオ:ラナ・プラザの崩壊事故から1年



崩落事故が起こったビルには、誰もがよく知る大手ファッションメーカーが多く入っており、
その安全管理が疑問視されました。
華やかなファッション業界の、見えない裏側で起こってしまったとても悲しい事故です。
こうした悲劇を二度と起こさないためにも、企業に「透明性」を求めることが重視されています。

私たちの服は、どこで、誰が、どんな環境でつくっているのでしょうか?
1人1人が発信することにより、大きなメッセージになります。
現在、数十ヵ国を超える国々の人々が、このキャンペーンに参加しています。

日本での参加の方法には2種類あります。
1つ目は24日(金)に開催されるトークイベントにご来場いただくこと。
(詳細は下に記載)

2つ目はSNSで、服を裏返して着て撮った写真に #FashRev @Fash_RevJAPAN のタグをつけ、
「Who Made My Clothes?」とブランドに問いかける投稿をしていただくこと。
1人1人が発信することにより、大きなメッセージとなります。
昨年はtwitter でトップトレンドになりました。
公式サイトはこちら(英語のみ)
ぜひ、みなさんのご参加をお待ちしております!!

■トークイベント■
・日時 :2015 年4 月24 日(金)18:30-20:00 (18:00 開場)
・会場: SHIBAURA HOUSE 1F( 東京都港区芝浦3-15-4)
   * JR 田町駅芝浦口より徒歩7 分、都営三田線・浅草線三田駅A4 出口より徒歩10 分
・トークゲスト: 中村善春(繊研新聞)、
生駒芳子(ファッションジャーナリスト)
末吉里花 (フリーアナウンサー)
 ・テーマ:これからのファッションはどう変わる?
・主催 :ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジ
・定員: 50 名 ■参加費 :1,000 円(グローバル・ヴィレッジ会員 500 円) 
・申込先 :下記の専用フォームからお申込みください

※ 参加申し込みの受付は終了しました。
当日、立ち見でのご参加いただけます。
会場へ直接、お越しください。

金曜日

27

3月 2015

オーガニックコットンの恩恵

Written by , Posted in 生産者のこと, ニュース

こんにちは、PRのヒロミです。
早いもので、3月もあとわずか。もうすぐ4月だなんて、ビックリです。
「四月一日」という苗字の方がいらっしゃるそうですが、なんて読むかご存知ですか??

答えは「わたぬき」。

「綿貫」という字を充てる方が多いと思いますが、
あたたかくなって、着物から「綿を抜く」季節ということで、こう読むのだそうです。
平凡な苗字の私としては、なんだかとってもうらやましい……。

さてさて、綿にちなんで、オーガニックコットンのお話をもう少し。
ピープル・ツリーのオーガニックコットンは、インドのグジャラート州で
アグロセルという小規模農家の支援団体によってつくられています。

一般的にオーガニックコットンの栽培では、
農薬や化学肥料の代わりに、牛糞や堆肥などの有機肥料を使って、土を改善します。
また、殺虫剤をまいて害虫退治する代わりに、トウモロコシなどの雑穀を植えて、
てんとう虫などの天敵を増やし、害虫を駆除する方法をとります。
害虫に強いなど、ある特性を強調して改良した
1回しか収穫できない種を毎年毎年買うのではなく、
在来種の種を育てることで、
収穫して綿を取ったあとの種を来シーズンの種まきに使えます。

こうやって、手間はかかるけれども「昔ながらの知恵」を活かして、
持続可能な農業を行っているのですね。
そうすることで、農家の人びとの健康が守られ、自然環境も守られます。

ちなみに、コットン畑の周辺では野菜も育てているそう。
これも、もちろんオーガニック!
農家の皆さんの食事もオーガニック食材がふんだんに取り入れられることになり、
ヘルシーな食生活の基盤になります。

一般的に大規模な農園で栽培されることが多いコットン畑では、
見渡す限りコットンのみで、空いたスペースもなければ、
ほかの作物を育てることもありません。
また、効率をよくするために、農薬と化学肥料が大量に使われます。

オーガニックコットンを育てている畑だからこそ、
オーガニックの野菜も採れる。
人にも地球にもやさしい。
自然の理にかなった営みというのは、さまざまな恩恵をもたらしてくれるんですね。

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オーガニックコットンを使った洋服やタオルを買うことは、
つくってくれている人たちの生活を、経済的にも健康的にもサポートすることになります。
ぜひそんな、「みんなにとって、うれしいお買いもの」を楽しんでください!

20150327_01ピープル・ツリーでは、春物のお買い物を楽しんでいただこうと
3月31日まで「オーガニックコットン・キャンペーン」を開催中。
対象商品を含む 5,000円以上のお買い上げで、
オーガニックコットンの巾着をプレゼント!
30 × 40cm と大きめなので、旅行の時にインナー入れにしたり、
普段のバッグの中身整理に使っても便利。

レディースはもちろん、メンズ、ベビーアイテム、
さらにはベッドリネンまで、幅広く対象になります。
>> 対象商品はこちら

金曜日

20

3月 2015

寝ても覚めても、オーガニックコットンは大活躍!
巾着プレゼントキャンペーンを開催します

Written by , Posted in おしゃれ, ニュース

こんにちは、PRのヒロミです。

あたたかい日と寒い日を繰り返しながらも、確実に春に近づいていますね。
やわらかな光になってくると、着るものも軽やかな春物に惹かれます。
寒がりなので秋冬アイテムが大好きなんですが、やっぱり光の力は偉大です。
きっとそんな人は多いのでは!?

ピープル・ツリーでは、春物のお買い物を楽しんでいただこうと
今日から3月31日まで「オーガニックコットン・キャンペーン」を開催します。
対象商品を含む 5,000円以上のお買い上げで、
オーガニックコットンの巾着をプレゼント!
30 × 40cm と大きめなので、旅行の時にインナー入れにしたり、
普段のバッグの中身整理に使っても便利。

20150320_01

レディースはもちろん、メンズ、ベビーアイテム、
さらにはベッドリネンまで、幅広く対象になります。
>> 対象商品はこちら

オーガニックコットンは、遺伝子組み換えの種は使わず、
3年以上、農薬や化学肥料を使わない畑で栽培され、
製品になる過程で出来るだけ化学薬品を使わずにつくられたものを指します。
そんなオーガニックコットンは非常に手間がかかり、
生産量は綿の全生産量の1%にも満たないのです。
農薬を使った栽培は、生産者さんたちの健康被害や、
農薬代が大きな経済的負担になるなどいろいろな課題を抱えています。
オーガニックコットンのアイテムを購入することで、
農家の皆さんを支援することにつながります。

オーガニックコットンというと、一般的に「無地」のイメージが強いかもしれませんが、
ピープル・ツリーなら、「柄物」もいろいろと豊富にあるのがオススメ!

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無地と柄物を上手に組み合わせて、
全身オーガニックコットン・コーディネートが楽しめちゃいます。
(もちろんインナーまで!)

ピープル・ツリーのオーガニックコットンは、手摘みで丁寧に収穫した後、
わたから種を取る作業(ジニング)を、ローラーを使って行います。
このローラー・ジンという方法だと繊維を傷つけず、本来の良さが生かせるのです。
ただ、繊維に種の皮などが若干残ったりするのですが、
それがまた生地に表情をつけるというか、いい味を出している気がします。

ワタクシ、たま~に蕁麻疹が出て、お肌のカユカユに悩まされてしまうのですが、
そんな時は、オーガニックコットン・ベーシックシリーズの
優しい肌ざわりに助けてもらいます。
パジャマも心地よくって、夢まっしぐら。
今度はベッドリネンを買い足して、さらに至福の睡眠を追求しちゃおうかと目論見中。

まだピープル・ツリーのオーガニックコットンを手に取ったことがないという方、
これを機会にぜひお試しください!

月曜日

2

2月 2015

サフィアによるフェアトレード・セミナーを開催しました

Written by , Posted in ニュース

PRのヒロミです。
1月はサフィア講演のフェアトレード・セミナーが2つありました。

ひとつは、自由が丘店で開催された、お客さま向けセミナー。

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朝早くからの開始だったのにも関わらず、
たくさんの方にご参加いただきました。

フェアでない現状と、
フェアトレードによってもたらされる恩恵の
両方をお伝えして
「なぜ、フェアトレードが大事なのか」を、
映像も交えてお話ししました。

※ 当日上映したものは以下の2本です。

 ・ラナ・プラザ崩壊事故から1年
  

 ・ボンボルル 車椅子キャンペーン
 
  (現在は、アクセサリー500個につき1台の車椅子を寄付する換算です)

質疑応答では時間を延長するほど、
とても熱心に関心をお寄せいただきました。
「生産者さんたちの様子を具体的に『知る』ことによって
ショックを受けたけれど、だからこそフェアトレードの意義が分かった」、
というご感想もいただきました。

私たちも、もっと皆さんにフェアトレードの大切さを知ってもらえるよう、
こういった機会を設けていきたいと思いました。

もうひとつは、ファッション業界の大きな展示会である
IFF(インターナショナル・ファッション・フェア)でのセミナー。

「フェアトレードが新たなラグジュアリー市場を作る!」というタイトルで、
バイヤーさんやトレーダーさんなど、ファッション関係者に向けてお話しました。

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ヨーロッパ(特にドイツ)では「エシカル・コンセプトショップ」が、
どんどん増えています。
その背景には、「どこで、誰が、どんなふうにつくった商品なのか?」など、
「透明性」を求める消費者が増えていることが挙げられます。

消費者にとってのラグジュアリーとは、単なる贅沢さではなく、
「背景にあるストーリーを知ることができ、それがサステナブルであるか」
という、新しい意味でとらえられているのです。

フェアトレードは、まさにその要望に応える仕組み。
私たちの実践するフェアトレードが、
新しいラグジュアリー市場をつくるポテンシャルを持っているという
発表をさせていただきました。

フェアトレードのお買いものによって、
社会的・経済的に弱い立場にあったつくり手は危険で不衛生な場所で働かずに済み、
子どもたちは学校に通って将来の夢を語れるようになったり、
病院で治療を受けられるようになったりします。

フェアトレードを知っている方、
お買いものをしてくれる方がどんどん増えることで、
より良い世界に変えていく力になります。

これからもセミナーやワークショップを開催していく予定ですので、
今回は参加できなかった方も、ぜひ次回はご参加ください!

★イベント情報ページ 
http://www.peopletree.co.jp/event/index.html

★facebook
https://www.facebook.com/PeopleTreeJPN

火曜日

20

1月 2015

愛あるチョコレートをコース料理に。「チョコレートナイト」を開催しました

Written by , Posted in ニュース

PRのヒロミです。
1月17日(土)に開催された、「チョコレートナイト」をご報告します。

丸の内にあるレストラン「Daichi & keats」にて
フェアトレードやオーガニックのチョコレートを使ったコース料理をいただきながら
チョコレートを取り巻く現状をお伝えするイベント。

“愛あるチョコレート”の認知を高めるべく結成された「チョコレート・アライアンス」
「大地を守る会」 とのコラボ企画です。
(予想を上回る参加のお申し込みをいただきました。ありがとうございました!)


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まずはイベントの趣旨の説明や、チョコレートの歴史に始まって
原材料のカカオ不足、森林の減少やそれに伴う生物多様性の危機、
生産者の搾取、子どもを学校に通わせず働かせる児童労働……といった
チョコレートを取り巻く甘くない現実をスライドでご紹介しました。

そして、シェフからのお料理の解説。

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チョコレート・アライアンスのメンバーも、
自分たちのチョコレートがどんなふうにお料理に使われるのか、興味津々。
食べる瞬間まで、お客さまたちと同じようにわくわくしていました。

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リゾットコロッケにビターチョコ!!
サラダにカカオニブ!!
牛の赤ワイン煮にチョコレートソース!!
さすがプロの発想と技は素晴らしいですね。

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コースが進むたびに、お料理に使われているチョコレートについて
産地やカカオを作っている人々、現地が抱える課題などを
チョコレート・アライアンスの各メンバーが紹介します。
ピープル・ツリーのチョコレートは、
最初のコロッケとホワイトチョコのアイスにお使いいただきました。
(もともと今シーズン新発売のホワイトジンジャー&レモンが大好きなワタクシ、
 このアイスクリームのおいしさが衝撃的でした)

会場内には、各団体の「愛あるチョコレート」を、21種類も集めた販売コーナーを設けました。
これだけ一度に買える機会も滅多にないので、たくさんのお客さまに喜んでいただけました。

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イベント終盤には、チョコレートの詰め合わせをかけて、じゃんけん大会を開催。

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最後に全員で、「愛のチョコレート宣言」のポストカードと共に記念写真をパシャリ。

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大盛況のうちに幕を閉じました。
おいしい&楽しい記憶とともに、チョコレートの背景にある
さまざまなストーリーも心に残ったのではないかと思います。

これからバレンタインデーに向けて、
目移りするほどの多種多彩なチョコレートを見かける機会が増えると思います。
贈る方へはもちろん、つくった人びとにも想いを馳せたチョコレートを
選んでいただけたらうれしいです。
チョコレートを通じて、たくさんの方が笑顔になれますように!

ピープル・ツリーのチョコレートはこちら

金曜日

9

1月 2015

サフィアが教える「フェアトレード・セミナー 入門編」

Written by , Posted in ニュース

PRのヒロミです。

新しい年が始まりましたね。
年々、時が過ぎるスピードの加速度にはビックリ。
今年は、興味を持ったことは先送りにせず、
すぐにアクションを起こす身軽さを身につけたいなぁと思っています。
みなさんはどんな1年にしたいですか?

さて、イベントのお知らせです。

1月24日(土)、ピープル・ツリー 自由が丘店にて、サフィアによる
「フェアトレード・セミナー 入門編」を開催いたします。

何故ピープル・ツリーを立ち上げたのか?
その想いや経緯を直接サフィアから聞けるチャンスです!
また、ファッションを取り巻くアンフェアな状況や
フェアトレードでのお買い物ものをすることの意義などを
映像とスライドで分かりやすく解説します。

日ごろからピープル・ツリーでお買いものをしてくださっているみなさんは
よくご存じかもしれませんが、「おさらい」的に
改めてお買いものについて見直すきっかけにしていただければ、と思います。

かわいい!とお買いものをしてくださっている方も、
1点1点の商品の背景にあるストーリーを知れて、より愛おしく感じられそう。

サフィアに質問できる時間も設けますので
日ごろ気になっていることがあれば、この機会にお聞きくださいね。
フェアトレードについて、まだあまりよく知らないというお友だちもぜひ
お誘いください!

★セミナー情報

タイトル:フェアトレード・セミナー 入門編
日時:1月24日(土)10:00~11:00
場所:ピープル・ツリー自由が丘店
参加費:無料
予約:お申込みはピープル・ツリー 自由が丘店まで。
お電話(03-5701-3361)または、メールでSJiyugaoka[a]peopletree.co.jp 
までお送りください。([a] を@に変えて送信ください)

木曜日

9

10月 2014

バングラデシュの人権活動家アミンさんが、ニュルンベルク国際人権賞を受賞!

Written by , Posted in 生産者のこと, ニュース

フェイスブックではすでに速報をお伝えしましたが、
ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジが長きにわたって活動を支援している
バングラデシュ衣料品産業労働者組合連合(NGWF)のアミルル・ハク・アミンさんが、
2015年ドイツのニュルンベルク国際人権賞を受賞されました。
これは1995年に創設された、人権擁護に功績があった人物に対して与えられる賞です。
アミンさんは社会的・経済的な人権運動のために闘う活動家として、初めての受賞となりました。

アミンさんが理事長であり共同創設者であるNGWFは、1984年に創設されました。
バングラデシュ最大の労働組合として、
衣料品産業に従事する労働者の生活水準と労働環境の向上、
彼らの尊厳のために闘い続けています。

2013年の4月24日、バングラデシュのダッカで起きた「ラナ・プラザ」ビルの倒壊事故は、
そこで働いていた1,138名もの衣料品労働者が亡くなり、
ケガをされた方も2,000名を超える大惨事でした。
しかしながら、遺族に支払われたのはわずかな金額のみで、
企業からの寄付に基づく補償基金はまだ十分に集まっていないのが現状です。

ニュルンベルク国際人権賞の審査委員会は、今回、アミンさんに賞を贈るにあたり、
ラナ・プラザで生産委託していた企業や、まだ補償金を支払っていない企業に対して、
注意を喚起したい考えです。

また、バングラデシュにおいて、労働組合の活動は非常に危険です。
なぜなら、劣悪な労働環境に反対する態度を取るだけで、
解雇されたり、頻繁に嫌がらせや脅しを受けたり、逮捕されてしまうリスクがあるのです。
審査委員会は今回の授賞によって、
アミンさんやその仲間たちが、人道的な労働環境の改善を目指して闘争を続けるために
必要な保護が提供されることを望んでいます。

ラナ・プラザ崩壊事故から一年、
4月24日を「ファッション・レボリューション・デー」として、
イギリスのピープル・ツリー・ファンデーションでは、
ファッション業界の倫理や人権の活動家や識者を招いて、
バングラデシュにおけるフェア・ファッションの必要性についてディスカッションを行いました。

そこでアミンさんは、犠牲者とその家族を代表して、
ファッション業界のあり方を変えるよう、訴えかけました。

「消費者は安い服ばかり買うべきではない。
消費者は“クリーンな服”を選んで買うべきです」

「クリーンな服」とは、それをつくっている労働者たちが
きちんと生活できるフェアな賃金を受け取り、
法的な権利や人権、安全な労働環境を確保できる体制で生産される服のこと。

私たちは、お買いものをするときに、そういうクリーンな服を「選ぶ」ことができます。
自分たちが身にまとう服が、どこで、どのように、つくられているのかを「知る」ことで、
つくっている労働者たちとつながることができます。

バングラデシュにとって、衣料品産業は輸出の79%を占める主要産業であり、
多くの人が運命共同体です。
世界中にいる消費者たちが、単純に「安いから」という理由だけで
ものを買わないようにすることで世界は変わっていくと、
アミンさんは訴えています。

ピープル・ツリーではこれからも
つくる人と環境を守るフェアトレード・ファッションを通じて、
買う人に「クリーンな服」の選択肢を提供します。

またグローバル・ヴィレッジからの寄付により、引き続きNGWFの活動をサポートします。

みなさんも服を買うときに、つくり手に想いを馳せて選ぶことで、
世界を変えることに参加してください!

※グローバル・ヴィレッジの会員となってNGWFをサポートする
→ http://globalvillage.or.jp/