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ピープルツリーの日々のこと

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金曜日

10

2月 2017

知っているようで知らない
フェアトレードチョコ・徹底リポート
Part.3 ストロベリーミルク・シリアルクリスプ

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リポート第3弾は、デザートバー ストロベリーミルク・シリアルクリスプ

デザートバーは2014年に発売された比較的新しい商品です。
パッケージはもちろんイチゴ。イチゴの間にあるつぶつぶはシリアルクリスプのイメージです。
「5種類あるデザートバーで、赤いイチゴのイラストが断トツでかわいかった」と、
開発担当もできたばかりのパッケージイラスト案を最初に見たときの印象を語ります。

ストロベリーパッケージ

イチゴのイラストがかわいいと評判のストロベリーミルク・シリアルクリスプ。


よーく見ると右側は白くなっています。
デザートバーのクリーミーさを表現するため、白い印刷を重ねているんです。気づいていました?

印刷詳細

デザートバー共通のクリーミーさをイメージした右側の白インクを重ねた部分にも注目。

デザートバーの基本の形は、約10×2.5cm、厚さ1.2cm。1本のバータイプです。
クリスプの入ったイチゴフレーバーのミルクフィリングに、ミルクチョコのコーティングをほどこしています。
表面はミルクチョコのコーティングが波打っています。

デザートバー表面

ミルクチョコの表面が波打っているのは風を当てているからなんです。

これはフィリングに上から液状のミルクチョコをかけ、風で表面を乾かすから。
風を当てることでミルクチョコが薄くつき、口に入れたときにフィリングとの味のバランスがよくなるからなんです。
見た目的にもフラットな表面よりも、デコボコしている方がおいしそうに見えるという効果も狙っています。

本物のイチゴの自然な酸味と香り
ストロベリーミルク・シリアルクリスプ

割るとストロベリーフィリングのきれいなピンクが目を引きます。
フィリングの中には、お米とトウモロコシの粉から作ったシリアルクリスプの白いつぶつぶが見えます。

ストロベリー断面

ストロベリーミルクフィリングのきれいなピンク。でも着色料は使っていませんよ。シリアルクリスプのつぶつぶも見えます。

口に入れると、ミルクチョコレートのまろやかな甘みの後、
すぐストロベリーミルクの甘酸っぱく濃厚な味わいが一気に口の中に広がり、
クリスプのザクザクとした食感とともに、お米とトウモロコシの甘みと香ばしさが心地よく残ります。

一般的なストロベリーチョコに比べ、酸味と香りが自然でおいしいのは、香料を使用していないから。
ドイツのオーガニックのイチゴをフリーズドライ&パウダーにしたものを使っています。

バーのままかぶりつくと、濃厚な味わいを堪能でき、1本食べれば、ひと皿のデザートを食べたような満足感。
甘いものが大好きな人は、この食べ方がおすすめです。
甘いものをちょっと食べたいときや、家族や友達と一緒に食べるときは、一口サイズにカットして食べると◎。
食後のデザートにもちょうどいい甘さです。
さらにおいしく食べるには、冷蔵庫で冷やしましょう。
冷えた状態から口の中でほどけるように溶けていくので、よりデザート感が増しますよ。

子どもや女性はもちろんのこと、老若男女問わず、幅広い世代に人気のストロベリー味ならプレゼントにもおすすめです。

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木曜日

9

2月 2017

知っているようで知らない
フェアトレードチョコ・徹底リポート
Part.2 カラメルクリスプ

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リポートの第2弾は、カラメルクリスプ
カラメルクリスプは、ウシさんのイラストでおなじみのミルク(チョコ)がベースです。
ミルクチョコの原材料はカカオマス、ココアバター、砂糖(黒糖か粗糖)、ミルク(全粉乳)にヘーゼルナッツパウダー。
このヘーゼルナッツが入ることにより、風味豊かでコクのあるヨーロッパ的なミルクチョコレートに仕上がっています。
さすがミルクチョコを発明したスイスでつくられている!という味です。

よくお客さまより「ピープルツリーのチョコは、ほかと違って高級感のある味がしますね」なんて感想をいただきます。
これはスイスの老舗工場で昔ながらの手法を使い、時間をかけてつくられているからです。
繰り返しになりますが、チョコはカカオマス、ココアバター、砂糖を混ぜて練り上げてつくります。
代替油脂や乳化剤を使わずになめらかに仕上げるには、とても時間がかかるのです。
ピープルツリーのチョコはシンプルな材料を使い、最大72時間練り続けることで、極上の口どけを実現しています。
代替油脂を使っていないため、高い温度に弱く、
板チョコなら25℃、フィリングタイプやデザートバーにいたっては20℃以上を超えると溶けてしまいます。
だから冬季限定のお楽しみなんですね。おうちでも涼しいところに置いてあげてください。

知ってしまったら夢中になるはず
食感も楽しいカラメルクリスプ

では、さっそくカラメルクリスプをリポートしてみましょう。

サイズや形はPart.1のココナッツミルクと一緒です。
見た目はミルクチョコベースに砕いたカラメルクリスプのかけらがチラホラ。
香りはいわゆる海外の質の良いチョコレートという感じです。

カラメルクリスプUP

ミルクチョコの中に砕いたカラメルクリスプがチラチラ見えます。

口に入れるとカリッとした食感が印象的。ザクザクした歯ざわりが楽しめます。
ミルクチョコの甘くまろやかな味に、粗糖を焦がしたような香ばしいコクのある味わいが重なっていきます。
濃厚な甘さですが、不思議としつこくありません。
中に入っているカラメルクリスプは、
粗糖、全粉乳、バターなどを原料としているので、バタースコッチのキャンディのような味。
ただ砂糖を焦がしたカラメルではなく、バターやミルクの奥行きのある味わいにより、ミルクチョコとのなじみも抜群です。
女性やお子さんが好きになるというのも、うなずけます。

割ったカラメルクリスプ

割ってみるとカラメルクリスプがしっかり入っているのが見えます。

名前もこだわっています。
バターとミルクの入った飴というと、キャラメルを想像されるかと思いますが、
キャラメルだとやわらかい食感をイメージしてしまうため、
カリッとした食感をイメージしてもらえるよう“カラメル”にしたそうです。
確かにキャラメルクリスプよりカラメルクリスプの方が、発音的にもカリカリした歯ざわりをイメージできます。

カラメルクリスプ裏面

カラメルクリスプの部分は砂糖(粗糖)、全粉乳、バター、グルコースシロップでできています。

パッケージは、白い包装紙にキャンディのかわいいイラストが散りばめられています。
これはバタースコッチキャンディみたいなカリッとした食感を表現しています。
ほかのチョコは素材のイラストですが、カラメルクリスプは味のイメージを採用しました。
というのも、パッケージを見た人がどんな味なんだろうと想像をかき立てられ、
わくわくしてもらえたら……という、想いが込められているからです。
お客さまからも「パッケージがかわいい」「プレゼントにぴったり」などの声を多く聞きます。
色とりどりのキャンディ柄はついプレゼントに選びたくなるのも、わかります。

カラメルクリスプパッケージ

キャンディの素朴なイラストがかわいいパッケージ。

そろそろバレンタイン。
かわいいもの好きのお友だちにカラメルクリスプを選んでみてはいかがでしょうか?
味もパッケージもプレゼントにぴったりですよ。

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火曜日

7

2月 2017

知っているようで知らない
フェアトレードチョコ・徹底リポート
Part.1 ココナッツミルク

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みなさん、こんにちは。編集のナオです。
街にチョコレートがあふれかえる時期になりました。
楽しげなラッピングやパッケージ、めずらしいフレーバー、こだわりの素材を使ったものなど、
ディスプレイを眺めるだけでもワクワクしてしまいますよね。

ピープルツリーにとってチョコは、代名詞ともいえる商品。
チョコを通じてピープルツリーやフェアトレードを知ったという方も多いのではないでしょうか?
1995年に3種類から販売を始めたチョコも、
今では板チョコ12種類、フィリングタイプ3種類、デザートバー5種類と、
さまざまなフレーバーから、お好みのものを選んでいただけるようになりました。
反面、いろいろあり過ぎて迷うという方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回は独断と偏見で選んだおすすめフレーバーについて、リポートしていきたいと思います。

牛乳を使わずしてミルクチョコのようなまろやかさ
ココナッツミルク

今シーズンからスタートした「ベジチョコライン」。
主要原材料に牛乳(ミルク)を使わないビターチョコベースのチョコを「ベジチョコ」としました。
ビターチョコはカカオマス、ココアバター、黒糖または粗糖が原材料となります。
カカオの香りや酸味をダイレクトに楽しむことができます。

なかでも注目は、新フレーバーのココナッツミルク。
ココナッツミルクを使うことで、ミルクチョコレートのような、まろやかでやさしい味に仕上げました。

では、実際に商品をチェックしていきましょう。

ベジチョコラインはベジチョコマーク(右上)がついています。

ベジチョコラインはベジチョコマーク(右上)がついています。

パッケージはおなじみの大神慶子さんによるイラストで、
フレーバーのポイントとなるココナッツが大きく描かれています。
今までの板チョコは白い紙にイラストが基本フォーマットでしたが、
ベジチョコラインはハーブをイメージした草花の淡い絵の上に、さらに素材のイラストを重ねています。
これはベジチョコが、植物性の原材料でつくられていることを表現したものです。

※「ベジチョコライン」の主要原材料は乳製品を不使用ですが、同じ設備で原材料の一部に乳成分を含むものを製造しており、製造工程上、完全に取り除くことが難しいため、食物アレルギーをお持ちの方に向けた注意喚起をしています。

パッケージを開けると、ふわっとココナッツの香り。
とじ込められていた香りが解放されたような。

板チョコココナッツミルク全体

板チョコの基本の形はこちら。

板チョコ共通の形は、約13.3×4.6cm、厚さ約0.8cmが6つのブロックに分かれています。
50gなので、ひとかけらが約8.3g。
色はミルクチョコに似ています。ほかのベジチョコラインの仲間と比べても一目瞭然。
でも、カカオ分54%以上なんですよ。

ビターレモンピールとココナッツミルク

上がビター・レモンピールで、下がココナッツミルク。ビターチョコだけど、ミルクチョコのような色なんです。

口に入れると、しっかりとしたビターチョコの味わいが広がり、
あとからココナッツミルクのまろやかな味わいが追いかけてきます。
その後、カカオの香りとビターらしい酸味が余韻として残ります。
ココナッツミルク系のデザートが好きな人は、かなりハマると思います。

ココナッツミルク断面

断面はプレーンな板チョコ。でも味はしっかりココナッツミルクです。

裏面を見てみると、ココナッツミルクだけでなく、ココナッツシュガー、ココナッツフレークも使っています。
ほかのビターチョコベースのものは砂糖を使っていますが、
ココナッツミルクだけはココナッツシュガーなんです。
全体の味のまとまりがよいのも、同じココナッツの素材を使っているから。

ココナッツミルク原料表示

ココナッツ素材のものをたっぷり使用しています。

ココナッツシュガーといえば、低GI(食後の血糖値の上昇度を示す指標の略称)で、
体に負担をかけにくい糖類と言われ、注目されています。また、必須ミネラルを豊富に含んでいます。
ココナッツミルクもミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富な食材として有名。
開発担当も「日々の生活で牛乳の代わりに豆乳を使うなど、動物性から植物性のものへ切り替える人がどんどん増えてきているように感じます。そんな健康志向の人にもおすすめしたいチョコとして開発しました」と語ります。

ミルクを使ってないのにまろやかさが味わえるヘルシー系のココナッツミルク。
新しい定番にいかがですか?

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金曜日

18

3月 2016

オーガニックコットンがもたらすもの

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オーガニックコットンと普通のコットン。
どちらも品質に変わりがないって、ご存知でしたか?
それではなぜ「オーガニック」でコットンをつくるのでしょうか?

その理由を、オーガニックコットンをつくるインドのパートナー団体「アグロセル」に加入している
パルバト・スジャ・パダハリヤさんに伺いました。

パルバトさんはおよそ10年にわたり、コットンのオーガニック栽培を行っています。
現在は7エーカー(約28,328m)の農場を所有し、
年間およそ1,500~2,000ポンド(日本円で約24~32万円)の収入を得ています。

※ インドの日系企業に勤める作業員の平均年収が30万円前後。
(JETRO『2015年度アジア・オセアニア進出日系企業実態調査』より)



お話を伺ったパルバト・スジャ・パダハリヤさん(56歳)

お話を伺ったパルバト・スジャ・パダハリヤさん(56歳)



―― いつから有機農業を始めたのでしょうか?

アグロセルに加入したのは1997年で、オーガニック栽培に完全移行したのは2003年です。
アグロセルは農業の技術指導をしたり、
オーガニックコットンをより良い価格で市場に出すことを支援しています。

―― アグロセルに加入することで、どんなメリットが得られましたか?

化学肥料や農薬に頼らない、健康的で栄養たっぷりの土のつくり方や、
作物の品質向上のための研修、また遺伝子組み換えでない種をもらったり、
会員向けの保険を利用することもできます。

―― オーガニック栽培では、どんなことをしているのでしょうか?

土を良い状態にするためにトウゴマやニームを植え、堆肥などの有機肥料を使います。
害虫駆除にはニームから抽出したオイルを使います。
また地元の植物油とニームの葉を混ぜて、オリジナルの防虫剤もつくります。

―― ほかには何を育てていますか?

家畜用の飼料や野菜、ゴマ、カラシナ、アワ、トウゴマなどを栽培しています。
大雨が降ったら麦やクミンを育てます。
ほかにも、自分たちが食べるために唐辛子やナス、カリフラワー、タマネギ、豆を栽培しています。

―― フェアトレードではコットンの買い取り価格とは別に割増金が支払われますが、
どんなことに使われているのでしょうか?

割増金の使いみちは、アグロセルの会員全員で民主的に決めます。
近年、異常気象の影響で雨が不足したり、洪水が起こったりするため、
必要なときに必要な水が確保できない問題があります。
そのため、飲料水や農業用水のインフラ整備に割増金を使っています。
また会員向けの健康診断や家畜のための獣医検診、
オーガニックコットンの種子づくり、植林といったプロジェクトなどもあります。
ほかにも、地元の学校が子どもの教育のための活動を行ったり、
トラクターを購入して小規模農家の耕作を助けたり、
トラックを購入して収穫物を農地から運搬するなど、さまざまなことに使われています。

―― お客さまへメッセージをお願いします

私たちが丹精込めて育てたオーガニックコットンを使った商品を愛用くださり、ありがとうございます。
あなたがフェアトレードの商品を選んでくれることに、いつも感謝しています。





オーガニック栽培を支持することは、農家の人びとだけでなく、土の健康を守ることにつながります。
またフェアトレードの商品は、農家の人びとがコットンを無理なくつくり続けられる環境を整え、
それにより持続可能な生産を支えます。さらに、子どもたちの教育や地域の水問題の解決にも役立ちます。

ピープル・ツリーには、そんなフェアトレード&オーガニックコットンのアイテムがたくさんあります。
あなたもお買いもので社会貢献してみませんか?

20160317_02
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オーガニックコットンアイテムを5,000円以上のお買いものいただくと、
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3/31(木)まで

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月曜日

15

2月 2016

花と鳥が舞う美しいプリントはどうやって生まれた?

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エディターのナオです。
先日、春夏カタログの制作を終え、心はすっかり春夏モード。
東京ではうららかな光を感じる瞬間もちらほら出てきて、
日々のコーディネートにも、冬の重たい色や素材から少しずつ抜け出し、
春らしさを加えたくなる時季になってきました。

みなさんは今シーズンのピープル・ツリーの新作第一弾をもうご覧になりましたか?
気になる色や柄、素材のアイテムはあったでしょうか?

今日はその新作の中から特別に、
カタログ誌面では紹介しきれなかったエピソードをお届けします。
ご紹介するのは、手織りシルク バード&フラワープリントシリーズ。
グリーンとイエローのやわらかな色が、春らしいこのアイテム。
全面にほどこされた柄は、なんともやさしい雰囲気を醸します。

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商品の企画が生まれたのはちょうど1年前、
2016年の春夏コレクションのテーマ「Desert oasis」から、
豊かな自然の中にある植物や鳥をモチーフにした柄と、
やさしい配色の商品にしようと考えた担当デザイナー。
アイデアスケッチをグラフィックデザイナーに渡し、
草花と鳥のイラストを手描きで仕上げてもらいました。
手描きにしたのは、コレクションテーマに合わせて素朴で野趣あふれる雰囲気を出すためです。

プリントのデザイン画

プリントのデザイン画



描いてもらった花や鳥は、ハンドスクリーンプリントの1枚の版になるように配置します。
そこに点で描いた丸いモチーフを重ねました。
丸いモチーフは木漏れ日やシャボン玉、水面に映る太陽やにじむ月などをイメージしたもの。
ベースにも同じ丸いモチーフを大きく入れることで、
イラストとの繋がりを生み、ゆるやかな濃淡を表現しました。
こうして、やわらかな光の中に草花が舞い、鳥が楽しげに飛ぶような柄が完成。

とはいえ、これはまだ企画の段階。

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商品を実際につくるのは、インドの生産者団体「サシャ」の人びとです。
4枚の版を使い、ハンドスクリーンプリントで仕上げています。
チャコールグレイのイラスト、大きな丸いモチーフ、アクセントの赤やピンク、
グリーンやグレイのベースカラーの版を、手織りのシルク生地に刷っていきます。
約110cm巾の生地に2人がかりで、1版ずつ手作業で刷っていくさまは圧巻です。



商品を企画したデザイナーも、毎シーズン、難しい注文に真摯に対応してくれる、
つくり手のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいだそうです。

肌寒い日は長袖のカットソーや薄手のニットを重ねて、
あたたかくなってきたら1枚でさらりと着られるシルク。
トップスとワンピース、どちらも柄を楽しんでいただくために、
ディテールをつくり込まず、あえてシンプルな形にしました。
春から夏まで長く着られる、
手織りシルク バード&フラワープリントシリーズに、ぜひご注目ください。

シルクのアイテムはこちら >>


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金曜日

24

4月 2015

今日はFASHION REVOLUTION DAY!

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エディターのナオです。

4月24日はファッションレボリューション・デーです。
このファッションレボリューション・デーって、どんな日かご存知ですか?
これは2013年の今日、バングラデシュで起こった“ラナ・プラザの崩壊事故”の犠牲者を追悼し、
衣料生産現場の安全性や企業の透明性など、
ファッション業界のあり方について見直そうという国際的なキャンペーンです。

今年のテーマは「WHO MADE MY CLOTHES ? 」。
自分の着ている服は、誰がどんな場所でつくったものなのか考えてみようというテーマです。

世界規模で物流が複雑に発達している現代では、
今、着ている服がどこでどんな環境でつくられたものか、わかる人は少ないのではないでしょうか。

フェアトレードの専門ブランドであるピープル・ツリーは、
その質問に自信を持って答えられるものづくりをしています。
例えば、バングラデシュのスワローズで手織りされたワンピース
クムディニ福祉財団でブロックプリントをほどこしたスカートというように、
すべての商品につくった人たちのことが記されています。
途上国の人たちが、毎日ご飯を食べて清潔な水を飲み、家族と一緒に暮らし、
笑顔で働くことができる環境づくりをすること。
それが私たちのフェアトレードです。

フェアトレードでつくられた、ぬくもりあふれる服を選んでみませんか?
きっと、あなたの心にも変革をもたらしてくれるでしょう。

オンラインショップではファッションレボリューション・デーにちなみ、
8,000円以上お買い上げの方に『NAKED FASHION ― ファッションで世界を変える ― 』をプレゼント!

この本は、バングラデシュの衣料生産現場のレポートをはじめ、
ヴィヴィアン・ウエストウッドやエマ・ワトソン、レスリー・キー、村上龍、UA、小林武史など、
ファッション業界や環境問題に関わる人びとへのインタビューが収められています。

知っているようで知らない、
フェアトレードやアップサイクル、エシカル・ファッションについてのヒントが満載なので、
ファッションについて考えるきっかけづくりに、ぜひ活用してください。

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金曜日

3

4月 2015

祖父から孫に引き継がれる、手仕事のプリント

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こんにちは。エディターのナオです。
東京では満開の桜が散り始め、気温もぐんと上がってきました。
気温の変動の激しい、この時期は着るものに毎日悩みますよね。
そんな季節にもおすすめなのが手織り生地。
ほどよく空気を含んだ手織り生地は、夏まで涼しく着られます。

なかでも手織りイカットドット・シリーズは、
ジャケットのように着られるブラウス、フレンチスリーブ、ワンピースと、
着回ししやすいアイテムが揃っています。
横糸にスラブ糸(ところどころ太い部分のある糸)を使った素朴な雰囲気が魅力です。
この生地をつくっているのは、インドの生産者団体「サシャ」が支援するグループのひとつ。
10数名の職人が美しい布を織り、ドット柄をハンドスクリーンプリントで仕上げています。

ドット柄をプリントしている様子。

ドット柄をプリントしている様子。





プリントを担当するグループの代表であるドリティマンさんは、
ブロックプリンターだった祖父の仕事に魅力を感じ、プリントのグループを設立したそうです。
伝統的なブロックプリントだけでなく、ハンドスクリーンプリントの設備も整え、
手仕事を活かしながら、より品質の高いプリントを実現しています。

手作りながら立派な浄水設備。

手作りながら立派な浄水設備。





また、環境への配慮も怠っていません。
プリントには染色や洗いなど、多くの水を使うことから、排水を浄水する設備が必要ですが、
小さなグループが浄水設備を持つことは、金銭面で難しいのが現実です。
しかし、彼らは「サシャ」の支援とたくさんの専門家の意見をもとに、
手作りの浄水設備を低コストで整えることに成功しました。
今ではプリントによる排水をすべて浄水しています。

プリントするごとに染料を洗い流すのも手間のかかる作業。

プリントするごとに染料を洗い流すのも手間のかかる作業。



のどかな村の一角にある工場。まわりには美しい草原が広がります。

のどかな村の一角にある工場。まわりには美しい草原が広がります。





手織り生地にハンドプリントをあしらった、手仕事の技が光るアイテム。
着るだけで楽しくなりそうな一着です。

手織りイカットドット・シリーズはこちら>>
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火曜日

24

2月 2015

ピープル・ツリーのカタログ、2015春夏号ができました!

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こんにちは。エディターのナオです。
新しいカタログはもうご覧になりましたか?

2015年の春夏号は「My Style, My Rules」をテーマに、
毎日をていねいに暮らしているみなさんをイメージして、
新しいフェアトレードアイテムの数々をご紹介しています。

私は今回のカタログから制作に携わることになりました。
今までは書店で販売する雑誌や書籍をつくっていたので、
カタログ制作の分野ではまだまだ新人です。
1冊つくり終えて、
やっとブランドのことが少し分かってきかな……というところです。

制作で印象に残っているのはやっぱり撮影です。
撮影は数日に分けて行われるのですが、
初日のモデル撮影の担当になり、とても緊張したのを覚えています。

当日、撮影が進んでいく中で、そんな心配は杞憂だと分かりました。
カメラマンさんやスタイストさん、ヘアメイクさんなど、
スタッフみなさんの雰囲気がとても良く、なごやかに撮影を進められたのです。
モデルの藤森真衣奈ちゃんも、
明るくキラキラした笑顔を見せてくれ、素敵な写真を撮ることができました。

その後の制作がスムーズにいったのも、
あの初日の撮影があったからかもしれません。

そんな新人エディターのはじめての仕事ぶりも垣間見える
新しいカタログをご覧いただけたらうれしいです。

カタログは直営店でお求めいただくか
オンラインショップで取り寄せることができます。
そして、デジタルカタログもご用意しています。
アプリをダウンロードするとスマートフォンでもご覧いただけます。

今年の新作はベージュやネイビーを基調としたベーシックなスタイルも多く、
いつものピープル・ツリーとはまた違った魅力が詰まっています。
あなたにとって、とっておきのアイテムと出会えることを願っています。

最新の春夏のアイテムはこちらからどうぞ。

金曜日

21

11月 2014

インドからのお客さま、ムーンさんのお話

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こんにちは! エディターのナオです。

18日よりインドからムーン・シャルマさんが来日しています。
ムーンさんはビーズの美しいアクセサリーや、
パレワストーンの雑貨などを製作しているパートナー団体「タラ・プロジェクト」の代表を務めている方です。





ピープル・ツリーでは19日、20日と取扱店やプレスの方に向けて、
2015年秋冬の展示会を行いました。
そこで製作の現場をもっとよく知っていただこうと、ムーンさんのトークイベントを開催。
タラ・プロジェクトの成り立ちや取り組みなどを紹介していただきました。

私もイベントに参加したのですが、
子どもたちが学校にも行けず働いていたり、アンフェアな状況で働かざる得ない状況など、
難しい問題の多いインドで、タラ・プロジェクトが地道にコツコツと取り組んでいることを知りました。
なかでも印象的だったのは、笑顔でアクセサリーをつくる女性たちの写真。
きちんとした環境で、自立した個人として働ける喜びがあふれているようでした。

そんなタラ・プロジェクトのたゆまない努力を知る機会が今週末、ピープル・ツリー 自由が丘店であります。
フェアトレードの“今”を知る、またとないチャンスですので、ぜひご参加ください。
ムーンさんもみなさんに会えることを楽しみにしていますよ。




【イベント詳細】

日時:11月23日(日) 10:30~11:30

会場:ピープル・ツリー 自由が丘店(地図

お申込み:
予約優先。
電話(03-5701-3361)、またはEメールで申込ください。

Eメールの場合、件名に「タラ・プロジェクト生産者来日イベント参加希望」と明記の上、お名前とご連絡先を SJiyugaoka[a]peopletree.co.jp までお送りください。
([a] を@に変えて送信ください)

木曜日

16

10月 2014

世界の貧困と人権について、ちょっとだけピープル・ツリーと一緒に考えてみませんか?

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今日10月16日は、世界に広がる飢餓や貧困を解決していくことを目指す「世界食料デー」。
そして明日は、貧困の撲滅を目指して人権の尊重を呼びかける「貧困撲滅のための国際デー」。
どちらも国連が制定した日です。

ピープル・ツリーでは、この貧困を解消し、途上国の人びとの人権を守るために活動を続けています。
オーガニックを推進するのも、その活動のひとつです。

なかでもオーガニックコットンは、
ピープル・ツリーの衣類をつくるうえで欠かせない原料。

農業の近代化により、
コットンを効率よく栽培するには
大量の農薬と化学肥料、枯葉剤を使うことが当たり前とされてきました。
しかし土地は汚染され、農家の人びとは健康を害し、
農薬や肥料、種子を買うために借金をするという負の面がつきまといます。
これをオーガニック栽培にすることで、土地と生産者の健康を守り、借金を軽減します。
さらに栽培に人手がかかるので、
より多くの人びとが仕事を得られるというメリットもあります。

そんなオーガニックコットンの生産者支援組織「アグロセル」と、
ピープル・ツリーのパートナーシップは14年にも及びます。

今年はアグロセルの協力を得ることで、
デニムブランド「Lee」とのコラボデニムを発売することができました。
「フェアトレード&オーガニックコットンデニム」は、
インドから原綿を輸入し、日本で紡績、加工、縫製してつくられています。
糸づくりに45年も携わっている大正紡績の近藤健一さんから、
「欠点のない丈夫でいい糸でつくった世界最高レベルのデニム」と評されるほど、
素晴らしいクオリティの原綿をアグロセルが届けてくれました。
日本の厳しいモノづくりのリクエストに応えてくれた生産者たちがいたからこそ、
実現できたコラボ商品です。

そのコラボデニムのトークショーが、
今週末19日(日)に東京・東武百貨店池袋店 3階5番地 特設会場で開催されます。
リー・ジャパンのディレクター細川秀和さんと
ピープル・ツリーの広報ディレクターのタネモリが、
コラボのきっかけや商品開発の道のりなど、さまざまなお話を披露します。

デニム作りのお話から、
世界の貧困、人権を考えるきっかけになってくれたらうれしいです。

イベント詳細はこちら >>