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ピープルツリーの日々のこと

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月曜日

12

5月 2014

【アンバサダー通信】大盛況!世界フェアトレード・デー!

Written by , Posted in ピープルツリー・アンバサダー, ニュース

こんにちは。ピープル・ツリー アンバサダーの末吉里花です。
今日は日本で15回目を迎える世界フェアトレード・デーのイベントがありました。

世田谷ものづくり学校で行われたイベントは、エシカルファッションカレッジと題して、
ファッションショーやワークショップ、講義などがありました。

とにかくものすごく人の数!
どうやら延べ1000人程集まったようです。
しかも若い人たちが多い!

こんなにも多くの人がエシカルやフェアトレードに興味を持ち、
共感してくれているんだと感激しました。

エシカルファッションショーは、生のバイオリン演奏とともに、
ピープル・ツリーが秋冬のコレクションとウェディングの紹介をしたり、
Leeジャパンや東北コットンプロジェクト、
inheelsなどなどエシカルなブランドのコラボレーションが実現しました。

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どの洋服も、誰もが日常的にすぐに着こなせるような、自然体で可愛いものばかり!

ピープル・ツリーでは二部に分けてトークショーを行いました。

一部はファッションジャーナリストの生駒芳子さんとLeeジャパンの細川さん、
そしてサフィアさんの3人でこれからのエシカルファッションについて話がありました。

生駒さんからは、私たち日本人は元々エシカルなマインドが足元にあるから、その意識を呼び覚ましましょう!と呼び掛けが。
サフィアさんからは、クリエイティブに楽しくフェアトレードを応援してほしい、流行に惑わされず、自分の大切なお金を大切に使ってほしい、それが自立に繋がるというメッセージがありました。

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生駒さんと一緒に。パワフルで頭がきれてとっても明るく優しい生駒さん!

生駒さんと一緒に。パワフルで頭がきれてとっても明るく優しい生駒さん!

二部のトークショーは私がモデレーターで、
バングラデシュのパナパラ・スワローズというフェアトレード生産者のサントゥさんをお招きして、
サフィアさんとともにフェアトレードのフェアって何?をテーマに話し合いました。

私もバングラデシュのタナパラ・スワローズを訪問しているのでよく分かりますが、
一枚の洋服がどれだけの行程と愛情、時間と手間をかけて作られているか、
サントゥさんの説明で観客の方たちには伝わったと思います。

フェアトレードの生産者には正当な対価が支払われるだけではなく、家族を支えるベネフィットもたくさんあります。
保育園、無料で通える学校、医療費などなど…安心して家族と暮らしながら安全な労働環境で働くことができる…私たちからしてみればそれは当たり前ですが、バングラデシュやネパール、インドのような途上国では普通ではありません。

私たちが日々安いといって喜んで買っているものの裏側には、とんでもない労働環境で働く生産者や児童労働、環境汚染があるのかもしれないのです。

知れば誰でもそういった商品は買いたくないはずです。

知ること。
選ぶこと。
行動すること。
伝えること。

フェアは生産者だけにとってのフェアではありません。
私たち消費者にとっても、流行を追い求めて時代の流れに惑わされるより自分の大切なお金を良いものに使う、という自立に繋がるのです。

それにしても、大盛況!
トークショーは整理券を配って、さらに立ち見もぎっしり!
よく見ると若い人たちが多かったようです。

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フェアトレード・コンシェルジュの生徒さんたちも来てくれました!
このトップスはバングラデシュのタナパラ・スワローズの新作。刺繍と色がお気に入り。

夜はピープル・ツリー自由が丘店で世界フェアトレード・デーを祝うパーティーもありました。
サントゥさんやゲストにモデルのHIKARUさんやアンジェラさんを迎えて、トークショー。

さらにアーティストの及川キーダさんのライブペインティングとバイオリン演奏のコラボレーションがあり、こちらも大盛況。

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ピープル・ツリーのスタッフ、稲葉さんと! 最高の笑顔!

ピープル・ツリーのスタッフ、稲葉さんと!
最高の笑顔!

今日、15回目となる世界フェアトレード・デーを迎えて、今回フェアトレードやエシカルが新たな段階に上ったと感じました。

フェアに生きる喜びを今後もみんなで感じたい!

毎日が世界フェアトレード・デーであってほしい!

当日の様子は↓の映像をご覧ください。その日のうちに編集をしたものです!

月曜日

28

4月 2014

【アンバサダー通信】フェアトレードタウン国際会議に参加しました。

Written by , Posted in ピープルツリー・アンバサダー, ニュース

こんにちは。ピープル・ツリー アンバサダーの末吉里花です。

桜が満開だった先月末、熊本市でフェアトレードタウン国際会議が開催され、
私はピープル・ツリーのアンバサダーとして参加させていただきました。

そもそもフェアトレードタウンとは、
世界中で広がりつつあるフェアトレードの普及に
町ぐるみで取り組むという運動で、
2000年にイギリスにあるガースタングという街が
世界で最初のフェアトレードタウンに認定されました。

それ以降、フェアトレードタウンは拡大して、
2011年に熊本市は1000番目の町に認定、今では世界24カ国、
1451都市がフェアトレードタウンの仲間入りを果たしています。

熊本市がフェアトレードタウンになったのも、
国際会議が開かれたのも、ひとりの女性の動きから始まりました。
フェアトレードシティくまもと推進委員会の代表理事である明石祥子さんです。

明石さんは約20年前にフェアトレードの存在を知り、
1993年にラブランドエンジェルという
フェアトレード専門ショップを熊本にオープン。

お店を持ちながら、フェアトレードの推進に信念をかけて取り組んでいらして、
ようやく熊本市がフェアトレードタウンに認定されるまでに至ったのです。

そう、明石さんがひとりで始めたように、
実はフェアトレードタウン運動の原点は草の根活動。

市民が主導権を握り、自分たちが住みたい町、
誇りに思える町を作りたいという思いを、
グローバルな視点を持ちながら自分の足元を見て進めていく、
ということなんです。

最初はたったひとりでも、次第に仲間が増えて、
最後は行政を巻き込んで地域を盛り上げていく活動が
フェアトレードタウン運動なのです。

国際会議では、もうひとつの大切な論点が話し合われました。
それは、フェアトレードと地元の地域発展を
どうやってバランスをとりながら取り組んでいくか、ということ。

フェアトレードはあくまでも途上国の生産者との取引であり、
そこに住む人びとの人権や教育、地域の活性化を狙うものです。

一方で、日本の地方では過疎化が進み、一次産業が衰退、
農家も職人も厳しい状況に置かれています。
そのことをどう考えるのか。

明石さんはこう言います。
「国内も国外もない、というのが今の若い世代の特徴。
地球規模で考えるというのは、とても面白いものです。
世界に視野を広げて地球規模で考える。
そのレッスンができるのがフェアトレードなのです」

つまり、フェアトレードタウン運動を通じて、
地域に根ざした地球市民の育成ができるということ。

これはフェアトレードに取り組んできた私にとって、
実にしっくりと腑に落ちる言葉でした。
また、フェアトレードの核心が生産者との関係性にあるとすれば、
日本の生産者との間にフェアトレードの原則を活用して、
日本の原料とフェアトレードの材料を使った新しい展開も模索できます。

日本の地方活性化や第一次産業を再び盛り上げるためにも、
フェアトレードを推進していくことは非常に重要であるということを
再確認することができました。

ぜひこの「フェアとローカル」という言葉を
ぜひみなさんの心にも留めておいてください!

ところで、熊本に続き今、日本でフェアトレードタウンに
なろうとしている都市がいくつかあります。
名古屋、札幌、逗子、岐阜県の垂井。
このうち名古屋は今年秋を目指して頑張っています。

原田さとみさんと(写真右)

原田さとみさんと(写真右)

フェアトレードタウン名古屋推進委員会の世話人である
原田さとみさんのワークショップを受講して、
いかにフェアトレードタウンとして認証されるのが大変かなど
いろいろと学ばせていただきました。

逗子は私が住む鎌倉の隣町。
フェアトレードタウン勉強会が行われているようなので、
こちらも積極的に参加してみようと思っています。

私は今回の会議に出席したことで、やるべきこと、
やりたいことが次々と思い浮かび、
今まで携わってきたフェアトレードの活動が
次のステップへ移行していくだろうと確信しました。

また、ピープル・ツリーのアンバサダーとしても
もっともっとできることがあるのではないかと感じています。
これからも、フェアに生きる喜びをみなさんといっしょに広めていきたいです!!!

金曜日

11

4月 2014

【アンバサダー通信】 母の日に贈りたいピープル・ツリーアイテム

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こんにちは。ピープル・ツリー アンバサダーの末吉里花です。

また今年も母の日がやってきました。
毎年、お母さんへの贈りものを悩む方が多いと思います。

実は私の母は、5月11日生まれ。
なので、毎年母の日とお誕生日を一度に祝ってしまうという、ちゃっかりした娘なのです。

でもプレゼント選びには余念がありません。
どうせ贈るなら、人と環境にやさしいものがいい!
2007年にピープル・ツリーを中心にフェアトレードの世界と出会った私にとって、
それ以降、母の日の贈り物は必ずフェアトレードかエシカルなものになりました。

さて、今年は何を贈ろうかしら・・・

母は昔料理の先生をやっていたので、今でもよくキッチンに立っています。
そんな母だからこそ、贈りたいのが「リサイクルサリー・ドレス・エプロン」

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リサイクルサリーを使っているので、
どれも色がとても鮮やかで美しく、
ガーゼのように軽いのも魅力的です。

これを着ながら楽しく料理をやっている母の姿を想像したら、
ぜひとも贈りたくなる、そんな素敵なエプロンです。

普段からオシャレなお母さんであれば、
「オーガニックコットン・ノーカラー・ドレープトップ」もおススメです。

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カーディガン風のトップスは、前身頃のフレアが女性らしく、
どんな洋服にも合います。

シンプルなデザインと誰にでも合う色、
またオーガニックコットンの柔らかさがやみつきになり、
スカートを好むお母さんでも、デニムやパンツを好むお母さんでも、
きっと喜んで着てくれること間違いなし!
真夏の時期に1枚あると便利です。

またカバンのような小物もおススメ。
毎年人気の「ダッカ織りのトートバッグ」はいかがでしょうか。

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軽くて、肩に掛けることができて、ほどよい大きさがお母さん世代にはぴったり。
しかもパステル調の色合いがとてもキレイで、明るい気分にさせてくれそうです。

私の母は、最初はフェアトレードやエシカルについて、まったく知識がなかったのですが、
今では私と同じくらい熱心で意識も高くなりました。

フェアトレードやエシカルのことを知るきっかけは贈りものから、
というのが一番自然で入りやすいのではないかと思います。

そういった意味でも、たかが母の日、されど母の日。

お母さんを想う気持ちがあるのであれば、
その贈りものをつくった生産者のことも配慮されたものだと、
お母さんもなお一層喜んでくれると思います。
母の日の贈りものはぜひフェアトレードを!

その他のおすすめのアイテムはこちら

月曜日

3

3月 2014

【アンバサダー通信】 IMA 3 year anniversary !

Written by , Posted in ピープルツリー・アンバサダー, ニュース

こんにちは。
今年からピープル・ツリーのアンバサダーに就任した末吉里花です。

2007年にピープル・ツリーと出会って以来、
ことある毎にお手伝いをさせていただいたご縁もあり、
正式にアンバサダーという大役を頂戴できて、とてもうれしく誇りに思います。

私と同じタイミングで、モデルのディーン・ニューコムさんも
アンバサダーに就きました。
ディーンさんは一流メゾンや企業のモデルを務めるかたわら、
チャリティー活動やフェアトレードの活動を積極的に行ってきました。

3年前には、IMA(Intrepid Model Adventures)といって、
「ただのモデルではなく、主張を持ち、
社会を変えていくような挑戦をするモデル」たちが活躍できる場を
創り出すために組織を立ち上げました。

立ち上げた当初は、モデル業界でこのようなチャレンジをする人は
異例だったと思いますが、今やディーンさんの考えに共感をして、
いっしょに行動をして社会を変えていこうという強い思いを持った仲間たちが大勢います。

先日、このIMAの3周年記念チャリティーパーティーが六本木で行われました。
私はディーンさんと一緒にピープル・ツリーのアンバサダーとして、
フェアトレードのプレゼンテーションを行いました。

その日は、午前中からイベントが盛りだくさん。
ヨガや漢字の教室があったり、
カポエラのパフォーマンスやスタンドアップコメディー、
アコースティックギターのライブがあったり、まるでフェスティバルのよう。

参加者は、ほぼディーンさんの知り合いやファンで、ほとんどが外国人。
歩くスペースがないほど混みあっていて、見渡せば誰もが英語で会話。
いったいここはどこ?!と思えるほど多様な参加者で、
改めてディーンさんの人を惹きつけるエネルギーを感じました。

プレゼンテーションでは主に、ディーンさんが昨年訪れた
バングラデシュにあるスワローズという団体について話し、
私はネパールの生産者の話をしました。

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ディーンさんといっしょにバングラデシュを訪問した
映像作家の三宅あいかさんが制作したショートフィルムの上映もありました。

息を飲むような美しい映像の中で、洋服も、生産者たちも、
子どもたちも、動物たちも、木も、花も生き生きとした表情で映っていて、
フェアトレードの確かな力と素晴らしさを感じました。

とてもにぎやかだった会場でしたが、
ディーンさんと私の声は確実にたくさんの人たちに届いたと思います。

アンバサダーになってから、初めての公での活動となりましたが、
こうして熱意を持ったユニークで多彩な人たちに
フェアトレードの意義を伝えることができてよかったと思います。

今後もアンバサダーとして、今まで以上に積極的に
ピープル・ツリーやフェアトレードのことを
発信していきたいと思っています。

みなさんもぜひお力を貸してください!
ある意味、みなさんひとりひとりがピープル・ツリー、
そしてフェアトレードのアンバサダーなのですから!