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ピープルツリーの日々のこと

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木曜日

29

10月 2015

KTSニット・デザインコンペ2015 結果発表!

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PRインターンのエリです。
毎年開催されている、ネパールの生産者団体KTSのニット・デザインコンペ。
今年の結果が発表されました!

KTS(クムベシュワール・テクニカル・スクール)とは?
1983年以来、ネパールの首都、カトマンズ郊外で立場の弱い人びとに職業訓練と雇用機会を提供しています。2,500人の職人たちが仕事を得ており、ピープル・ツリーの手編み&手刺繍のカーディガンやセーター、帽子、手袋やストールなどを生産しています。

普段ニットアイテムを編んでいるニッターさんに、オリジナルのニットデザインを競ってもらうこのコンペ。
確かな技術力や自由な想像力が光る作品が集まりました。
激戦を勝ち抜いて見事選ばれたのは、この作品!

第1位 Sarojo Devi Shakyaさん
1stPrize (1)

 

 

 

 

 

 

 

 

第2位 Pramile Shahiさん
2ndPrize (1)

 

 

 

 

 

 

 

 

第3位(同票2作品)
Timilaさん
3rdPrize (1)

 

 

 

 

 

 

 

 

Sarmila Dongol (Bhumi) さん
3rdPrize2 (1)

 

 

 

 

 

 

 

 


今回は優勝者のSarojo Devi Shakyaさんにインタビューを行いました。

1.優勝したと知ったとき、どんな気持ちでしたか?
私が優勝したというニュースを聞いて、驚いたけれどとても幸せでした。
デザインコンペへの参加は初めてでしたが、1番をとれたことがとても誇らしい気持ちです。

授賞式の様子

授賞式の様子

2.あなたのデザインにどんな思いを込めましたか?
デザインを考えているとき、ほかの誰とも違うユニークで目立つデザインにしようと思っていました。
それがデザインを魅力的に見せると思ったのです。

3. ピープル・ツリーの商品をつくっていて感じることはありますか?
KTSでピープル・ツリーの商品をつくっていることに誇りと喜びを感じています。
ピープル・ツリーの商品を編むことで自立ができます。
個人的な費用を夫に頼る必要がありませんし、もしこの仕事がなかったら、
収入を得る機会さえ持てませんでした。

4.コンペについてどう思いますか?
私のようなニッターに、クリエイティブになる機会を与えるこのコンペはとても良いと思います。
これからも新しいデザインを作り続けていこうと強く思いました。


今年4月にネパールで起こった大地震では、死者数が8600人を超えるなど、甚大な被害を及ぼしました。
実はデザインコンペの開催自体も危ぶまれていました。
この点についてもお聞きしてみました。

5.地震はあなたやあなたの仕事になにか影響をもたらしましたか?
地震は私の仕事にとても大きく影響しました。家族も私もとても怖かったので、
また大地震が来るかもしれないと恐れる日々です。
トラックが通る小さな振動さえ飛び上がってしまうことがあります。
余震があるのであの恐ろしい経験を忘れるのは難しいです。
やはり仕事に集中するのは難しく、仕事のスピードも遅くなってしまうことは否めません。

 

ピープル・ツリーでは、ネパールでの大地震で被災された方々の長期的な支援のため、
「WALK with NAPAL」キャンペーンを行っています。
ネパールで作られたファッションアイテムをご購入いただくと、1点につき100円が寄付されるものです。

WALK with NEPAL

くわしくはこちら

ニット・デザインコンペについて、KTS代表のKiranさんへもお話を伺いました。

1. KTSニット・デザインコンペはどのようにして始まったのでしょう?
私たちがいつも身に着ける服において、もっとも重要なのがデザインです。
その人らしさが着ている服に現れるからです。
私たちも最初のころは指定されたデザインのとおりにセーターを編んできましたが、
最近ではだんだんとネパールの文化や工芸をモチーフにしたデザインを発案し、つくっています。
デザインコンペはサフィア・ミニーさんの発案で始まりました。
世界フェアトレードデー記念として、KTSで働くニットウェア職人たちを対象にしたコンペを開催したのです。
この取り組みは、職人たちとディレクターのあいだの相互作用を引き出すというよいきっかけにもなりました。

2.コンペはKTSに変化をもたらしましたか?
多くの職人たちは文字が読めません。
ですから、ひととおりのデザインを自分でやるということはかなり大きな挑戦でした。
私たちも継続的な指導とコンペ参加への呼びかけを行いました。
職人たちはデザインコンペにとても積極的ですし、参加者も毎回増え続けています。
このコンペによって、職人たちはデザインの重要性に気づくことができますし、
彼らのデザインがKTSの商品に使われることは、大きな自信になります。
新しい服やアクセサリー制作の助けにもなっています。
自分たちのデザインにオーダーが来ることで、職人たちのモチベーションの向上につながっています。
また、デザインコンペによる協働で、職人と私たちの距離も縮まっています。

 

KTSニット・デザインコンペは、オリジナルのデザインを競う機会としてだけでなく、
ニッターさんたちの目標になったり、KTSの中で新しいコミュニケーションが生まれるきっかけにもなっているようですね。
なお、今回のコンペのために作られたデザインはブランケットとして縫いまとめられ、一つの作品に仕上がりました。

ブランケット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KTSのニッターさんたちがひとつひとつ手作りするニットアイテム。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね!

KTSでつくられている商品はこちら

昨年(2014年)のデザインコンペの様子

水曜日

16

4月 2014

染色についてプレゼンテーションをしました!

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こんにちは。
昨年10月から仕入・生産管理チームでインターンをしていたナトリです。

半年間あっという間に過ぎてしまいましたが、
たくさんの発見があり充実した日々でした。

インターン期間中に染色についてリサーチをして
最終日に社内でプレゼンテーションを行いました。

ピープル・ツリーの商品には、草木染めが多く使われています。

染色には大きく分けて草木染めと化学染料による染色がありますが、
この草木染めって工程が多くなかなか思ったような色味を出すのが難しかったり
とても大変な作業なんです。

なので、一般的には安価で簡単に染められる化学染料が多用されています。
しかし化学染料のひとつ、アゾ染料の一部には
発がん性物質などを生成する有害性を持つものがあり、
ここ数十年で欧米や中国を中心に使用が規制されています。

日本ではまだ法規制はありませんが、
メーカー側で自主的に規制しているところが多いそうです。

消費者はもちろん、
生産工程でたくさんの染料と接する生産者たちの健康を守るため
ピープル・ツリーでもエコポリシーとして、発がん性物質を含まない
アゾフリー染料を衣料品の布地に使用し、
そして草木染めのよさを活かした商品もつくっています。

草木染めの優しい色合いにはそういった想いや配慮があるのですね~。
実はよく知られていない染料のこと、
今回のリサーチを機にみんなに伝えていきたいです。

金曜日

21

2月 2014

SHIBAURA HOUSEで「フェアトレード従事者の頭の中~フェアトレードのウソ?ホント?」を開催しました。

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こんにちは!
広報インターンのユキです。

先日、SHIBAURA HOUSEで開催されたイベント
「フェアトレード従事者の頭の中~フェアトレードのウソ?ホント?~」には
前日の大雪で街中が真っ白になってしまったにもかかわらず
約60名の方々にご参加いただきました!

前半は「意外と知らないフェアトレード」ということで
4名のフェアトレードにかかわりの深い、東京経済大学教授の渡辺龍也先生、
フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長の中島佳織さん、
シャプラニール/クラフトリンク・チーフの勝井裕美さん、
ピープル・ツリー常務取締役タネモリから
フェアトレードの基礎的なお話やスピーカーのそれぞれの活動について
聞くことができました。

後半は、このイベントを企画したSTONEの織田哲朗さんがファシリテーターを務め、
参加者のみなさんからの質問タイム。
「フェアトレードのウソ?ホント?」と題し、
参加者のみなさんからたくさんの質問をいただきました。
いろんな方向からフェアトレードについて理解を深めることができました。

20140221_02

長時間のイベントだったにもかかわらず、
フェアトレードのことをもっと知りたい!
フェアトレードのいいところだけではなく課題や問題点も知りたい!
という積極的な雰囲気が印象的でした。

また今回、話題にあがったのはFLOによるフェアトレードのラベル認証について。
ピープル・ツリーもWFTOの認証ラベルを取得し、
2014年の春夏の衣料品や手工芸品に表示して販売をはじめました!

ラベル認証はフェアトレードをもっと広めていくしくみとして期待できると
私も考えますが、その反面難しさや課題も多いとのこと。
ラベル認証もフェアトレードもいいところだけではなく
課題や問題もいっしょに理解して考えていく必要があることを
再確認することができたイベントでした!

20140221_03

イベントの最後にはピープル・ツリーのチョコレートの試食や
コーヒーや紅茶を飲みながらスピーカーの方に話しかけたり
参加者同士で思ったことをお話ししたりと
なごやかな雰囲気で交流会も行われました。

このようなイベントを通して、フェアトレードへの理解が深まり
さらに広まっていけばとても素敵ですね!