The days...

ピープルツリーの日々のこと

木曜日

18

4月 2013

手作りの地に思いをはせて・・・STORY of Glass Beads Making Vol.2

Written by , Posted in 生産者のこと

3mmサイズのガラス・ビーズを一つひとつ手作りしているなんて信じられませんでした。
きっと、ガラスを型に流し入れて10~20個を一度に作っているのだろうと、それまでずっと思っていました。
ビーズの作業現場はとにかく暑い。その中で静かに淡々と、もくもくと、てきぱきと、ビーズを作っていました。
一つひとつの小さなものづくりの連続に思わず、ため息と、感激の「キャー!」という声がもれてしまう。
丸いビーズを一つひとつ棒に巻きつけて、手作業でつくっていくのでした。。。。

工房の様子。室温が下がるとガラスが割れてしまうため、空調が使えない。 作業台は3人で1テーブル。

工房の様子。室温が下がるとガラスが割れてしまうため、空調が使えない。
作業台は3人で1テーブル。

ガラス棒を溶かして、ビーズに仕上げる。 ガラス棒は村から4時間かけて、遠くの町まで買い付けに行く。

ガラス棒を溶かして、ビーズに仕上げる。
ガラス棒は村から4時間かけて、遠くの町まで買い付けに行く。

左手でガラス棒をセットし、手前にあるガスバーナーで溶かし、 金属の棒にガラスを巻きつけていく。巻きつける量は経験がものを言う。

左手でガラス棒をセットし、手前にあるガスバーナーで溶かし、
金属の棒にガラスを巻きつけていく。巻きつける量は経験がものを言う。

高温でガラスの色が赤色になっている。

高温でガラスの色が赤色になっている。

属型の上に置いて棒を回すと、型の丸みにあわせた形状に。

属型の上に置いて棒を回すと、型の丸みにあわせた形状に。

ガラスの熱が冷めるまでそっと置いておく。冷めたら棒から取り外す。

ガラスの熱が冷めるまでそっと置いておく。冷めたら棒から取り外す。

番外編:こんなものまで出来ちゃうのです。

とってもちっちゃな、ちっちゃな動物たち。

とってもちっちゃな、ちっちゃな動物たち。

ゾウやキリン、イヌ、コトリなどなど。あれもこれも見せてくれる。

ゾウやキリン、イヌ、コトリなどなど。あれもこれも見せてくれる。

手のひらにのせるとこんなに小さい。 (右手首にぐるぐる巻いている紐は、ヒンズー教徒ならでは。おしゃれ。)

手のひらにのせるとこんなに小さい。
(右手首にぐるぐる巻いている紐は、ヒンズー教徒ならでは。おしゃれ。)

ビーズに模様をつけている様子。

ビーズに模様をつけている様子。

よく見ると、金太郎飴のような顔のパーツ。これも手作り。

よく見ると、金太郎飴のような顔のパーツ。これも手作り。

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4月20(土)、自由が丘店のイベントでも、
私カッシーが詳しくお話しさせていただく予定です。
ぜひ、遊びにきてください♪

火曜日

16

4月 2013

手作りの地に思いをはせて・・・STORY of Glass Beads Making Vol.1

Written by , Posted in 生産者のこと

みなさん、こんにちは。
商品開発部の雑貨担当カッシーです。

今回は、インドで私たちのアクセサリーを手がける
生産者パートナー「タラ・プロジェクト」についてご紹介。
2012年の秋の出張レポートを3回に分けてお届けします。

今回はインドの村にある「ガラス・ビーズ」工房です。
首都デリーを朝6時に出発して車で約5時間半、
村に到着したのはお昼時になっていました。

道中の通勤時間帯は、日本と同じく大混雑の踏み切り、
手をつないで歩く小学生の登校風景で人がたくさん。
日本と違うのはバイクに3人乗りの青年たちや、
ぎっしりつまれたフルーツの軒先のお店など、
活気あふれる空気でしょうか。
町並みを抜けて果てしなく続く長い道のり、
ガラスビーズ工房への思いを膨らませていきます。

こんなにくっついて暑苦しくないのかな。仲良しなのかしら。

こんなにくっついて暑苦しくないのかな。仲良しなのかしら。

どこまでも果てしなく続く長い道のり・・・。

どこまでも果てしなく続く長い道のり・・・。

工房のある村は小さく、とても貧しい。。。
町並みを見ただけでもそう感じられるどこかさみしい風景。
訪問者もめったになく、インド人イスラム教徒とヒンズー教徒が暮らす町。
笑顔たっぷりで迎えてくれる工房の代表や職人さんや子どもたち。
その笑顔の背景には長いこと貧困問題を抱えています。

町全体はあまり活気がなく寂しい印象を感じて、、、、

町全体はあまり活気がなく寂しい印象を感じて、、、、

笑顔たっぷりで優しい、工房代表のテンシン・カーンさん。もう10年以上も工房をきりもりしています。

笑顔たっぷりで優しい、工房代表のテンシン・カーンさん。もう10年以上も工房をきりもりしています。

工房を訪れる前に、タラ・プロジェクトのエデュケーション・センターを訪問する機会がありました。
タラ・プロジェクトのスタッフのジョシュさんが案内してくれました。

小学校がとても通えない遠い距離にあるため、村で重要な基礎教育の場所となっているとのこと。タラ・プロジェクトのガラス・ビーズを作る職人さんの子どもだけでなく、地域の子どもたちもたくさん受け入れ、現在は約270人の小学生が通っています。

教材や教師の給料、運営などすべてタラ・プロジェクトでまかなっており、その運営資金というのは、職人さんたちがつくるガラスやアクセサリー、手芸品雑貨などの製品の売り上げで成り立っているのです。

センターの入り口。ブルーグリーンの壁と黄色い看板が目印!

センターの入り口。ブルーグリーンの壁と黄色い看板が目印!

低学年のクラス。教室には子どもたちがぎっしり。

低学年のクラス。教室には子どもたちがぎっしり。

英語の勉強。発音もスペルもバッチリ!

英語の勉強。発音もスペルもバッチリ!

高学年のクラスは算数の授業。

高学年のクラスは算数の授業。

狭くたって、机がなくたって、どこだって勉強は真剣(?)

狭くたって、机がなくたって、どこだって勉強は真剣(?)

ヒンズー語の数学の教科書。残念ながら全く読めずくやしい。

ヒンズー語の数学の教科書。残念ながら全く読めずくやしい。

よく見ると友達の肩をつかみながらの回答。来客がいたから恥ずかしかったかな。

よく見ると友達の肩をつかみながらの回答。来客がいたから恥ずかしかったかな。

タラ・プロジェクトが運営するこのようなセンターは、インド北部を中心に10箇所あり、
現在約1100人の子どもたちに教育の場を提供しています。
その中でも特に貧困家庭の190人の子どもには、エデュケーション・スカラシップを設け、
教育費や教材の補助など物理的支援と併せて、
両親への学校教育への理解やモチベーションを高めてもらうためのスタッフによる
こまめな家庭訪問なども行っているそうです。

貧困地域にとって子どもには学校よりも家のために働いてほしいという両親が少なくありません。
また、貧困がゆえに教育の機会が得られなかった若い女性に何かしらの技術を身につけ
自立できるようにと、職業訓練(縫製など)センターを5カ所運営しています。

そして、新たにパソコンなどのスキル・プログラム・センターが開設されました。
現在約45人の子どもたちが通い、約3カ月間受講します。
マイクロクレジット・プログラムも始まり、その輪は少しずつ広がっています。

タラ・プロジェクトの始まりは、たったの5人の教育者(先生)だったと聞きます。
現在では事務所スタッフが約50人、各地の手工芸工房と繋がりを持ち生産活動をサポートします。
児童労働反対のイベントや啓発活動をすると同時に、実際に一人でも多くの子どもたちに教育の機会をと、地域に密着した活動を途切れることなく続けてきた地道な取り組みの努力と精神には本当に頭が上がりません。

この素晴らしい精神に惹かれてインターンシップにくるインドの大学生も多いそうです。
大きな団体と違い支援の人数は少ないかもしれませんが、こまめな家庭訪問など、両親の意識が浸透しやすいように寄り添っている姿が印象的でした。
物価や教育費が上がっていくインドの今、タラ・プロジェクトの存在はより必要とされているように感じました。

そしていよいよ、ガラス・ビーズ作りの現場へ・・・。

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4月20(土)、自由が丘店のイベントでも、
私カッシーが詳しくお話しさせていただく予定です。
ぜひ、遊びにきてください♪

金曜日

8

3月 2013

国際女性デーにインタビュー

Written by , Posted in 生産者のこと

国際女性デーに際し、フェアトレードが女性たちにどのような変化をもたらしているのか、バングラデシュの生産者パートナー「タナパラ・スワローズ」で働くクルシダ・ベグムさんをインタビューしました。

あなたにとって女性のヒーローは誰ですか?
ベグム・ロケヤ(Begum Rokeya)さんです。バングラデシュで女性のエンパワメントに力を入れ、女性のための教育、健康、栄養問題に取り組んできた方です。

国際女性デーにあたり、世界の女性たちに向けてメッセージをいただけますか?
女性は男性と比べて劣ってはいません。私たち女性は、男性と対等な存在であることを証明してきました。性別に関わらず人間として対等に扱われるべきです。

女性であることで一番喜びを感じるのは何ですか?
母親であることです。スワローズで仕事を続けられる限り、収入を得て家族を支えることができます。

フェアトレードは働く女性に変化をもたらすと思いますか?また、それはどんな変化ですか?
はい、フェアトレードは、特に私のような農村に暮らす女性に大きな変化をもたらします。
私に安定した仕事があることで、家族をサポートでき、また、家庭内で重要な決めごとに参加することができています。これは職場であるスワローズにおいても同じです。

フェアトレードは具体的にどのような助けになっていますか?
スワローズでは、フェアトレードによって安定した仕事の機会を得、公正な賃金の支払いを受けています。
仕事だけでなく、法的支援や子どもの保育所、初等教育、マイクロクレジット融資といった支援も受けています。

技術を活かして働くなかで何が一番楽しいですか?
織り手として手織り部門で15年近く働いてきました。この仕事がとっても楽しいです。

働く女性として、フェアトレードとエンパワメントの関係をどのように感じていますか?
家庭と職場の両方で決めごとに参加できることは非常に大きなことです。仕事があるおかげで収入を得てお金を使うことができるだけでなく、将来に向けての貯金もできるようになりました。

女性による経済、社会、そしてコミュニティへの貢献はどのように認識されていると感じますか?
女性は、経済、社会、コミュニティに対し非常に大きく貢献していて、そこへの認識は深まってきていると思います。
これまでも女性による経済への貢献は大きかったのですが、(収入を生み出す仕事ではないため)大部分が認知されないままでした。例えば、農村では、収穫後は、家庭での仕事の大半の責任は女性が担っています。家畜の世話や野菜畑の管理も女性たちの仕事なのです。都会では家事全般が任せられます。1980年代初めは、製造業、特に衣料品産業で働く女性が増えました。高い教育を受けた女性は政府や医療機関、教師として仕事を得ましたが、数は少ないままでした。しかし今日、女性たちは医療や教育・研修の機会、健康や成功への道を手に入れたのです。

女性として社会的なバリアに直面したのはいつですか?
16歳のときです。私は家の外に出ることができませんでした。社会的なバリアがあり両親が許さなかったのです。スワローズで働き始めてからは、研修を受け女性の権利について学ぶ機会を得、女性の権利についての私の意識は変わりました。この変化は、家族がこの社会のバリアを破る必要性を理解するのに大きな助けとなっています。

娘さんに叶えてもらいたい夢はありますか?
私は高等教育を終えていませんが、自分の収入で娘の教育費をカバーしてきました。娘にはよりよい教育を受けられるようあらゆる機会をつくってあげたいと思っています。

手仕事の技術を活かした仕事があることは、ご自身や家族、コミュニティのサポートへどのように役立っていますか?
これはとても重要なことで私たちに大きな変化をもたらしています。手仕事の技術を活かした仕事で家族を支えることができるのは、私たちの暮らしに変化をもたらし、ひいては私たちのコミュニティの発展を助けることにつながるのです。