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ピープルツリーの日々のこと

火曜日

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10月 2013

10月1日はコーヒーの日!

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こんにちは。フード担当のムラタです。

秋の気配とともに気温が下がり始め、朝のコーヒーが一層おいしく感じるこの頃。
この時期は、その年のコーヒー豆の収穫を祝い、感謝する頃でもあります。日本では、全日本コーヒー協会が、10月1日をコーヒーの日と定めています。(ちなみに、コーヒー発祥の地ともいわれるエチオピアでは9月29日がコーヒーの日、イギリス、アメリカ、カナダでも、この日に祝うようです)

ルワンダの生産者。チェリーと呼ばれるコーヒーの実を選別しています。

ルワンダの生産者。チェリーと呼ばれるコーヒーの実を選別しています。

世界中の人びとに愛好される飲み物、コーヒーは、おもに「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道周辺の熱帯地域で栽培されています。
美味しいコーヒーの産地として知られるこのエリアの国々は、一方で、貧しく立場の弱い人びとの多く暮らすところでもあります。
そしてコーヒーは、弱者であるために搾取されてきた小さな農家やプランテーションで過酷な労働を強いられていた人びとの暮らしを守るために広がった、70年代のフェアトレード運動を考える時、とても重要な作物のひとつでもあります。

ピープル・ツリーでは、はじめて通販カタログを発行した時から、ペルーのフェアトレードコーヒーをご紹介しています。

1999年の通販カタログ創刊号でのフェアトレード・コーヒーの紹介

1999年の通販カタログ創刊号でのフェアトレード・コーヒーの紹介

日本のみなさんの暮らしの中に、手仕事の衣料・服飾品や雑貨とともに、コーヒーもフェアトレードのものを選んでいただけるように、という思いからでした。

今年、ピープル・ツリーでは、ルワンダとラオスのフェアトレード・コーヒーを新たにご紹介しています。
それぞれに異なる個性と風味を、ぜひ一度、飲み比べてみてください。
コーヒー全商品はこちら

今日はもう一つ、ダッチ・コーヒーとも呼ばれる「水出し」コーヒーの楽しみ方をぜひ、ご紹介したいと思います。

ピープル・ツリーでは、冷たいコーヒーが好まれる夏に、水出し用パックタイプのペルー・コーヒーを販売していますが、「水出し」コーヒーは、本来は別の楽しみ方として考えられた抽出法なのです。
冷たい水では、カフェインやタンニンといった苦味の強い成分が溶出されにくく、酸化も遅いため、コーヒーの香りとコクはそのままに、やさしいまろやかな味に仕上がります。
一晩(6-8時間)かけて水出ししたコーヒーを、必要な分だけ静かに温めて(沸騰直前まで)のこりは冷蔵庫で保存し、その日のうちなら、何度かに分けて美味しくお飲みいただけます。
ぜひおすすめの、楽しみ方です。
今季はすでに、在庫のみの販売となりますが、こちらからお早めにどうぞ。

※ 参考
コーヒーとフェアトレードについての関連本など: