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ピープルツリーの日々のこと

金曜日

25

11月 2016

ラッピングにも想いを込めて

Written by , Posted in 生産者のこと

ウェブ担当のタケマツです。

もうすぐクリスマス。
街はイルミネーションでキラキラして、クリスマスソングがどこからともなく流れてきますね。
1年でこの時期が一番好きという方もいらっしゃると思います。
私ももれなくそのひとりで、クリスマスの華やかな街を歩くのが大好きです。

クリスマスといえば、やっぱり幼い頃を思い出します。
12月になるとソワソワしながら、指折り数えてクリスマスを待ってドキドキ。
いざ当日、朝起きたら枕元にずっと欲しかったものが置いてある。
もうサンタさんは来ないけれど、あのときのからずっとクリスマスは私にとって
特別な1日のままな気がしています。

そう。クリスマスを特別な日にしているのは、私にとって「プレゼント」です。

ラッピングも贈りもの
ピープルツリーでは、つくっているモノはもちろん、ラッピングにも想いを込めています。
「ラッピングなんてすぐにとってしまうじゃない!」と思っているあなた。
ラッピングはあなたの想いを映す鏡。侮ってはいけません。
まず目に飛び込んでくるのは、ラッピングされたプレゼント!そこでみんながとびきりの笑顔になるのです。
ラッピングはミュージカルでいうオープニングアクトのようなもの。
本編が始まる前に盛り上げる大事な役割をしてくれます。

ピープルツリーのギフト袋は、紙をつくるところから始まります。
木材パルプは使わず、原料となる再生繊維をじっくり煮てやわらかくし、繊維をバラバラにします。
それを1枚1枚漉いて、さらに太陽の下で乾かしてできあがります。

ラッピングにも想いをこめて

①再生繊維を煮てやわらかくした後、水と混ぜて繊維をバラバラにします。
②1枚1枚、手作業で漉きます。
③漉いた紙は濡れた状態で重ねていきます
④天日干しをして乾燥したら完成!

こうやって手作業でつくられた紙に今度は1枚1枚ていねいに柄をつけていきます。
もちろん手仕事で、紙の上に柄が切り抜かれた型を置いて
上から染料をのばし、色をつけていきます。
これはスクリーンプリントと呼ばれる技法です。

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最後に、できあがった紙を裁断してミシンで縫ってギフト袋のできあがりです!
リサイクルサリーでつくった紐と、ウッドビーズで結べばかわいいギフトラッピングの完成!

①ふちをミシンで縫って ②リサイクルサリーとウッドビーズ ③結べば完成!

①ふちをミシンで縫って
②リサイクルサリーとウッドビーズ
③結べば完成!

こうして気の遠くなるような長い工程を経て、ピープルツリーのギフト袋はできあがります。
プレゼントを受け取る人がもっと笑顔になるように、贈り手のやさしい想いが伝わるように。
ラッピングも大事な贈りものだから、ひとつひとつ、手づくりすることを大切にしています。
※ラッピングバッグのデザインはシーズンによって変更する場合があります。

贈りものをしよう
1年間ありがとうの感謝の気持ちを込めたり、頑張った自分へのご褒美だったり。
照れくさくて普段はなかなかできない贈りものや伝えたい想いも、「クリスマスだから……」をきっかけに思い切ってしてみると、思いがけず相手の笑顔を見ることができたりして、とても幸せな気持ちになります。

今年はぜひラッピングにも少し手づくりや手仕事を取り入れてみてください。
ラッピングにも心温まる想いを込めて。
みなさんにとって、素敵なひとときになりますように。
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