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ピープルツリーの日々のこと

水曜日

13

11月 2019

おいしいチョコが笑顔をつなぐ ~ピープルツリーのチョコレートでみんなハッピー

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今年もいよいよ、秋冬限定のフェアトレード&オーガニックチョコがお届けできる気温になってきました。
ココアバターをふんだんに使ったピープルツリーのチョコは、温度変化にとても敏感で溶けやすいため、気温が不安定な今はまだ、お待たせしているフレーバー、お届けをお待ちいただいている地域もございます。
その間に今日は、カカオポイントのご報告をお届けいたします。
ピープルツリーのチョコの包み紙、中面にあるカカオポイントのお話です。

カカオポイントのお礼とプロジェクトの今

このポイントを集めて、カカオをつくる人々の応援ができることを知っていますか?
カカオのイラスト部分を切り取って、用紙に貼ってご応募いただくと、10カカオポイント当たり1USドルが、中米コスタリカのカカオ農家の組合「アッピタ(APPTA)」に寄付され、オーガニック農法への取り組みを支援することができます。

ご応募いただいたみなさまにも、ピープルツリー・オリジナルの特製トートバッグを差し上げています。もちろん、フェアトレードの生産者の手によるもの。
つくる人も、食べる人も、みんながハッピーになれる、そんな思いを込めて始まったカカオポイントは、今シーズンには7年目を迎えます。

カカオポイント6年間のご報告

2013年からはじまった、ボリビアの生産者共同体「エル・セイボ」とカカオ農家への支援プロジェクトでは、おかげさまで累計 5,000本を超える苗木相当の寄付を送り、気候変動によるカカオの樹の病害に苦しむ小さな農家の人々の復興に寄与することができました。ボリビアでのプロジェクトを完了できましたこと、みなさまのご協力に心より感謝申し上げます。

2018年からは、コスタリカの小さな農家の共同体「アッピタ」の活動への支援に力を入れています。
「アッピタ」では、過去10年にわたって、先住民族のオーガニック農家とフェアトレードカカオ農家の生活向上を目指して活動を続けてきました。おもに有機発酵肥料の研究・開発と普及、病害に強いカカオ品種の調査・研究と苗木の育成・配布の2つのプロジェクトに取り組んでいます。
さらに多くのカカオ農家が有機栽培の技術を高められるよう、有機肥料と苗木の配布の他にも、剪定や接ぎ木の技術を広めるワークショップや、次の時代を担う若者たちを対象に、農家を回って丁寧な指導を充実させています。

「アッピタ」の有機農業の取り組み

「アッピタ」から届いた、たくさんの写真とともに、2018年~2019年春の活動の様子をご紹介します。


育苗センターで大切に育てられたカカオの苗木は、トラックで各農家を回って配られます。川沿いに点在する集落でカカオ栽培を営む農家には、カヌーを使って配布されます。


より良い有機発酵肥料を作ろうと日々調合を変え研究を続けるウオルター&ルイス・ロドリゲス。


粘着トラップで害虫を引き寄せる作戦。


有機カカオ農家のための技術向上ワークショップに参加し、熱心に学びます。



有機発酵液肥の混ぜ方と、撒き方を丁寧に教わっているところ。
メンバー農家たちには、自家製肥料をつくり、散布するための容器や器具が支給されます。


移植されたばかりの苗木。
剪定は生産的な枝を残し水分や養分を充分に与えるため。枝の見分け方を学びます。


'ドーニャ'と呼ばれる継ぎ木の達人。
育苗センターで。生産性の高い丈夫なカカオ樹になるように、思いを込めます。


カカオ農家は、バナナやパパイヤ、アセロラ、ランプ―タンなどバラエティ豊かな果物も有機栽培しています。
バナナとカカオの混植は、とても相性がよいのです。

おいしいチョコが笑顔をつなぐ

私たちが日々買って、消費するあらゆるものの背景には、原料をつくる人がいて、それを運ぶ人、商品に加工する人、お店で売る人、支援する団体で働く人など、たくさんの人が関わっています。
ピープルツリーのフェアトレード&オーガニック チョコは、そんな人々が繋がって、ひとつひとつの工程を大切に、関わる人がきちんと幸せに暮らせているかを気にかけながら、仕上げられます。
(これは、ピープルツリーのフェアトレード商品のどれをとっても同じこと)

そんな、みんなを笑顔にするためのピープルツリーのチョコを、今年も秋冬にお届けできることをうれしく思います。

フェアトレードチョコはこちら