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ピープルツリーの日々のこと

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11月 2021

【30周年記念企画】ピープルツリーの30年~始まりの物語~

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【30周年記念企画】ピープルツリーの30年~始まりの物語~

ピープルツリーは、ものづくりの現場から人権侵害や環境破壊をなくそうとフェアトレードを実践、推進してきました。その原点は、すべての人や地球にとってフェアな世界をつくりたいという想い。一人ひとりがより良い世界のために行動すればきっと、希望の未来が開けると信じて活動を続け、気が付けば30年。希望を持って、地道に毎日努力を重ねたきた道のりを振り返ってみると、なんとさまざまな「始まり」のチャレンジに満ちていたことか。

Facebookにて6回に分けてお届けした、ピープルツリーの30年間の節目の出来事を、改めてこちらにまとめました。Facebookのリンクから、ぜひ詳しい物語もご覧ください。

Vol.1 グローバル・ヴィレッジ誕生

ピープルツリーの母体NGO「グローバル・ヴィレッジ(GV)」は、環境や貧困の問題に対して何とか現状を変えたいと考える数名の個人がボランティアとして始めました。初めてのイベントは、1991年11月1日からの「ナミビアの手工芸品展」開催。

その後、日英対訳のニュースレターを年4回発行するようになり、イギリスで販売されていたフェアトレード商品を日本に輸入してパンフレットで紹介したり、イベントにブース出展して販売するようになりました。次いでインドやバングラデシュの生産者を訪ねて日本向け商品の開発を開始し、のちにピープルツリーのフェアトレード事業につながっていきました。

Vol.1の物語はこちら ≫

左 グローバル・ヴィレッジの出発点となった「ナミビアの手工芸品展」
右 ミニー家の自宅で定期的に行った勉強会。中央がジェームズ・ミニー

左 初期のグローバル・ヴィレッジ ミニカタログ
右 野外イベントでのブース出店

 

Vol.2 フェアトレードチョコ誕生

1994年の発売から累計で1,600万枚以上をお届けしてきたピープルツリーのフェアトレードチョコ。販売開始時の名前は「マスカオ・フェア・トレード・チョコレート」。1996年のバレンタイン前に行った「フェアトレードチョコを贈ろう!」キャンペーンが成功し、多くの人に知られることになりました。販路の広がりに伴い、日本向けのオリジナルパッケージを開発。おなじみのユニークな表情のウシさんのイラストでさらにたくさんの人に愛され、バラエティも増えました。今では原料の生産農家も複数の国に広がり、2013年からは「カカオポイント」の寄付による農家の支援も行っています。

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フェアトレードチョコを初めて紹介した1995年のカタログのページ

左 ボリビアの生産農家を訪ねたピープルツリー広報ディレクター(当時)の胤森なお子(2012年)
右 ボリビアのカカオ畑で作業するソフィア・ウアリナ・デ・アラビさん

 

Vol.3 世界フェアトレード・デーの始まり

1996年にヨーロッパで始まったキャンペーンに端を発する「世界フェアトレード・デー」。グローバル・ヴィレッジ(GV)が、日本でも全国一斉の行動によってフェアトレードへの関心を高めたいと全国の取引店に呼び掛け、1999年5月8日、日本全国約100店舗のフェアトレード商品取扱店で、フェアトレードに関する多彩なイベントが開催されました。後に、日本では5月いっぱいを「フェアトレード月間」とし、さらにはWFTO(世界フェアトレード連盟)の2001年年次総会でGVが毎年5月第2土曜日を加盟メンバー全員で行動する日とすることを提案し決議されたことで、現在では世界各地からWFTO加盟メンバーがフェアトレードに関するさまざまな発信を行う日となっています。

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左 現・ピープルツリー自由が丘店で行ったフェアトレード・ブランチ(1999年)
右 日本に加えて、世界各地でも一斉にイベント開催(2002年)

左 日本に加えて、世界各地でも一斉にイベント開催(2002年)
右 ファッションショーにはプロのモデルからボランティアの友人までが出演(2007年)

 

Vol.4 デザイナー・コラボレーションの始まり

素材から完成品までに多くの過程があり、より多くの人に収入の機会をもたらすファッションアイテムの開発に力を入れていたピープルツリーに、ファッション誌から夢のような企画の提案が寄せられました。なんと、世界の新進デザイナーが考案する服をつくり、人気モデルが着用してフェアトレードを紹介するというもの。難しいリクエストに応えて奮闘した生産者やスタッフの苦労の甲斐あって、2007年4月、『ヴォーグ ニッポン』(現『ヴォーグ・ジャパン』)に4点のデザイナー作品の紹介と共に、フェアトレードについての記事も掲載されました。これをきっかけに、その後も錚々たるデザイナー達とのコラボレーションが継続されていきました。

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左 『ヴォーグニッポン』2007年6月号
右 イギリスを代表するテキスタイルデザイナー、ザンドラ・ローズとは、2013年から複数回コラボレーション

左 コラボレーションによってフェアトレードへの関心が高まってほしいと期待を語ってくれたデザイナーたち
右 最前線で活躍するデザイナーが次々にコラボレーションに参加した(ピープルツリーのカタログより)

 

Vol.5 「フェアトレード保証制度」の始まり

2013年5月、WFTOの総会で、新しい「フェアトレード保証制度」が決議されました。生産者とのフェアな取引や事業の透明性、環境への配慮などを定めたフェアトレードの10の指針を守っていることを認められた加盟団体は、フェアトレード保証を受け、フェアトレード保証ラベルをつけた商品を販売できることになったのです。日本とイギリスのピープルツリーは、このフェアトレード保証を受けた最初の団体のひとつです。

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左 フェアトレード保証制度を決議したリオデジャネイロのWFTO総会の様子(2013年5月)
右 サフィア・ミニー

左 ピープルツリーの衣料品につけられているフェアトレード保証ラベルのタグ
右 フェアトレード保証を受けた団体の製品につけられるラベル(左)と、WFTOの加盟団体であることをあらわすマーク(右)

 

Vol.6 ファッションレボリューションを起こそう!

2013年4月24日にバングラデシュの首都ダッカで起きた8階建ての縫製工場複合ビルの崩落事故。大量消費を前提に大量生産、大量廃棄が当たり前のアパレル産業において、生産者の立場がとても弱く、安全な労働環境も生活の保障もない実態が明るみに出ました。これに端を発して、ファッションの人や地球に及ぼす影響を知り、サプライチェーンを変革するために透明性を高めようと、「ファッションレボリューション」運動がはじまりました。ファッションへの問題提起として制作された映画『ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション真の代償~』には、問題解決への取り組みとしてピープルツリーのフェアトレードも紹介されています。

Vol.6の物語はこちら ≫

左 モデルのアンジェラさん、エシカルファッションジャパン代表の竹村伊央さんを招いて開催した「ファッションレボリューションウィーク」トークイベント(2014年)
右 ファッションレボリューションで「私の服をつくったのは誰?」と呼び掛けるキャンペーンで、フェアトレード団体は「私がつくりました」と答える職人達のメッセージを発信

ファッションレボリューションで「私の服をつくったのは誰?」と呼び掛けるキャンペーンで、フェアトレード団体は「私がつくりました」と答える職人達のメッセージを発信

 

これからも、みんなが普通に幸せに暮らせる世界、人も、動物も、植物も調和の中で共生できる世界の実現に向けて、それぞれの道でレボリューションを起こしていきましょう!

ピープルツリーのオーガニックコットン製品開発についての始まりの物語は、別途こちらにまとめました。
まだご覧になっていない方は、ぜひ併せてご一読ください。
「ピープルツリーのオーガニックコットン~ゼロから始めたストーリー~」はこちら ≫

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