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ピープルツリーの日々のこと

金曜日

20

12月 2013

みんながハッピーになるチョコレートって?

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こんにちは。
企画担当のフミです。
先日、モザイクモール港北店のご近所にあるプランツというお店で
読み聞かせのイベントをしてきました。

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なぜこのイベントを企画したかったかというと…
甘くておいしくて誰もがほっこりとしあわせになるチョコの裏側を
子どもたちにも少しだけ知ってほしかったからです。

今の日本経済は、かなり先行き不透明ではあるものの、
児童労働があるわけでもなく、
賃金未払いで働かされる劣悪な労働環境からは程遠いものです。

私には子どもがいませんが、もしも子どもが生まれたなら
その子にはその現状を知ってもらいたい。
そしてその子が口にするファーストチョコは
ぜったいにフェアトレードのチョコにしたいと思っています。

みんながほっこりとするチョコの裏側も
ほっこりと家族や子どもたちが団らんしているものであってほしい。
それはきっと誰もの願い・・・

そんな思いを込めてこのイベントを企画しました。

今回、それを実現してくれたのが、
以前インターンとしてピープル・ツリーに在籍していた
のむら まきえちゃんが描いてくれた絵本です。

インターン中にフェアトレードについて勉強しながらつくってくれました。

インターン中にフェアトレードについて勉強しながらつくってくれました。

イベントには、生まれたての赤ちゃんから中学生の男の子たちまで
バラエティに富んだお子さんたちが参加してくれました!!

とってもやさしい声で語りかけるまきえちゃんのコトバに聞き入るこどもたち。

とってもやさしい声で語りかけるまきえちゃんのコトバに聞き入るこどもたち。

口をぽかんと開けている子どももいれば、
眉にシワを寄せてじっと見入る子ども
親である大人たちもじっと聞き入っているひともいれば、
子どもの反応を伺うお母さんもいて。

そのあとは、苦い裏側のないしあわせなチョコのテイスティング。 イチバン人気だったのか、ナチュラルハーモニックさんが用意してくださったオーガニックバナナのチョコがけ!

そのあとは、苦い裏側のないしあわせなチョコのテイスティング。 イチバン人気だったのか、ナチュラルハーモニックさんが用意してくださったオーガニックバナナのチョコがけ!

大人も子どももみんな子どものようにはしゃいで
口からはみ出したチョコなどまったく気にかけず、
次から次へたくさんほおばっていました!!
おいしかった!

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チョコのおいしさをたっぷり味わったところで、
最後はつくってくれたカカオ農家のおうちにお手紙をかきました。

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楽しそうに絵をかいたり、どんなメッセージにするか悩んだり・・・
みんなそれぞれの気持ちをカタチにしていきます。

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そして完成したのがこれです。

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みんなの気持ちがカラフルに彩られていて、
ひとつひとつが作品のよう。

イベント終了後、さいごにお母さんからもらったひとこと。

「じぶんの身のまわり環境からは想像できない世界だから、
どこまで理解できたかはわかりません。
でもきっと必ずこの子の中にはなにかが残ったはず。
この気持ちが成長していくなかで
いつかしっかりと飲み込めるときがくるのだと思う」と。

私たち大人だって、日々生活している中で、
自分のまわり以外の外の世界を常に想像するのはむずかしく、
想像し始めるとその世界の大きさに飲み込まれそうになります。

でも日々身に着けるもの、口にするもの、
そのひとつひとつの始まりにいる
つくり手を想像することはきっとできるはず。

ちょっぴりかもだけど
みんなのしあわせが実現する世界に近づけたような一日でした。