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ピープルツリーの日々のこと

月曜日

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1月 2024

<2024>❁新年のご挨拶❁

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「再びつながりを感じられる世界を目指して」

キング牧師は1967年のクリスマスに、こんな演説をしました。
「私たちは朝、目覚めてテーブルにつき、
南米でつくられたコーヒーや中国のお茶、アフリカからのココアを飲む。
私たちは朝食を終えるまでに、世界中の人びとから恩恵を受けているのです 」

私たちの生活は、あらゆる場面で世界とつながっています。
でも、普段そのことを意識せずに過ごせてしまいます。

例えば寝ているときには、パジャマやシーツをつくってくれた人、コットンを育ててくれた人、コットンの苗そのもの、育んだ大地……など、世界中の人と自然とつながっています。

だからこそ、ピープルツリーではどこで誰がどんなふうにつくってくれたのか、背景の分かるアイテムを提案してきました。

ものを通じて世界が広がると、なんだかワクワクします。

羊に配慮した毛糸で手編みされたニットに触れてみてください。
ほかにも、竹かごの素朴な質感や、つるりとしたパレワストーン……

実際に手で触れたとき、何を感じ、からだはどう反応するでしょうか?
自分が心地よい悪いはともかく、あたたかい、ひんやりする、しっかりと体感できるアイテムは何でしょう?

五感を研ぎ澄ませてみませんか。
雑音の多い現代社会で、アンテナを外側ではなく内側に立ててみてはどうでしょう。
自分の中にある確かな実感を味わうことで、暮らし方やものの選び方が変わってきます。

無意識に過ごしていると、知らないうちに自分の行いが人や環境に悪影響を与えている可能性もあります。
自覚的になることで、まだ見ぬ革新的な技術開発に頼らなくても、自分の内側に解決策を見出すことができるようになるでしょう。

みなさんお一人ひとりが、真に自分を満たせる選択ができますように。
そうなることで人と人、人と自然は、再びつながりを取り戻します。

微力ながら、ピープルツリーはそのためのきっかけでありたいと思っています。
ピープルツリーに寄せられた共感、信頼、期待に感謝します。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役社長/ピープルツリー共同創設者
ジェームズ・ミニー