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ピープルツリーの日々のこと

水曜日

24

4月 2013

手作りの地に思いをはせて・・・STORY of Glass Beads Making Vol.3

Written by , Posted in 生産者のこと

ガラス・ビーズにカッティングと呼ばれる表面加工を施すと、ビーズがキラキラと輝きます。
てっきり、ガタガタした形の型にガラスを流し入れて作っているものだと、思っていました。
が、しかし、、、、1個ずつすべて手作業で削りを入れている!!!!!
「危ないので離れて」と、言われているにも関わらず、思わず近寄ってしまい、じっと見つめてしまう。

4人並んでの座り作業は背中が痛くなりそう。

4人並んでの座り作業は背中が痛くなりそう。

道具。手前の棒の先の金属ピン部分にビーズをセットする。

道具。手前の棒の先の金属ピン部分にビーズをセットする。

ビーズの穴にセットしているところ。小さすぎて見えない。

ビーズの穴にセットしているところ。小さすぎて見えない。

高速回転するサンド・マシーンに当て削りを入れる。あらゆる角度からいろんな方向に。

高速回転するサンド・マシーンに当て削りを入れる。あらゆる角度からいろんな方向に。

反面終わったら、ビーズを反対に指し変えて再度削り。

反面終わったら、ビーズを反対に指し変えて再度削り。

手元のとても細かな作業。真剣そのもの。

手元のとても細かな作業。真剣そのもの。

薬指の金の指輪はハートのモチーフ。メッセージがなんて書いてあるのか聞き逃してしまった!

薬指の金の指輪はハートのモチーフ。
書いてあるメッセージを教えてもらいたかったのに聞き逃してしまった!

完成!右が削り後、左が削り前。仕上げをしたらビーズの完成とのこと。

完成!
右が削り後、左が削り前。仕上げをしたらビーズの完成とのこと。

ちょっと見えにくいので、大きいビーズで比較。左が削り後、右が削り前。

ちょっと見えにくいので、大きいビーズで比較。左が削り後、右が削り前。

手仕事の小さな世界。思わず体が近寄っている。

手仕事の小さな世界。思わず体が近寄っている。

あたたかな雰囲気の工房内。代表の方の家が併設されています。

あたたかな雰囲気の工房内。代表の方の家が併設されています。

職人さんたちの集合写真。見ての通りガラス・ビーズ作りは代々男性の仕事です。

職人さんたちの集合写真。見ての通りガラス・ビーズ作りは代々男性の仕事です。

集まってきた村の子ども達の笑顔に見送られて、村を後にしました・・・。

集まってきた村の子ども達の笑顔に見送られて、村を後にしました・・・。

夕日の中を、またぼこぼこ道にゆられながら(時に飛び跳ねながら)デリーへ戻ります。

夕日の中を、またぼこぼこ道にゆられながら(時に飛び跳ねながら)デリーへ戻ります。

滞在時間は数時間と短く、あっという間に過ぎてしましました。
移動は往復で合計12時間。とにかく遠くて、運転の上手なドライバーさんでなければ片道7時間半はかかると聞き、最短時間で運転してくれたことに感謝の思いです。

手作りの地はどこも農村。代々受け継がれてきた手仕事は簡単なものではなく厳しい。
暑い時期は室温が50度近くになり、暑さのため1日4時間しか働けないことも。
そんな厳しい環境の中から一つ一つのビーズが生まれ、アクセサリーに仕立てられ、検品、梱包され、日本に届けられている。

この村からスタートした製品が日本の私たちとつながっていることへの何とも言えない不思議さを感じると同時に感慨深い気持ちになります。今を生きる私たちにそれぞれの役割があると感じさせられ、生産者と共に一生懸命働くことのできる商品開発部の仕事の喜びを再確認する訪問となりました。
2013春夏コレクションのインドのアクセサリーに使われているガラス・ビーズは、すべてこの工房でつくられたもの。
手にとってじっくりとご覧ください!