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ピープルツリーの日々のこと

木曜日

9

10月 2014

バングラデシュの人権活動家アミンさんが、ニュルンベルク国際人権賞を受賞!

Written by , Posted in ニュース, 生産者のこと

フェイスブックではすでに速報をお伝えしましたが、
ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジが長きにわたって活動を支援している
バングラデシュ衣料品産業労働者組合連合(NGWF)のアミルル・ハク・アミンさんが、
2015年ドイツのニュルンベルク国際人権賞を受賞されました。
これは1995年に創設された、人権擁護に功績があった人物に対して与えられる賞です。
アミンさんは社会的・経済的な人権運動のために闘う活動家として、初めての受賞となりました。

アミンさんが理事長であり共同創設者であるNGWFは、1984年に創設されました。
バングラデシュ最大の労働組合として、
衣料品産業に従事する労働者の生活水準と労働環境の向上、
彼らの尊厳のために闘い続けています。

2013年の4月24日、バングラデシュのダッカで起きた「ラナ・プラザ」ビルの倒壊事故は、
そこで働いていた1,138名もの衣料品労働者が亡くなり、
ケガをされた方も2,000名を超える大惨事でした。
しかしながら、遺族に支払われたのはわずかな金額のみで、
企業からの寄付に基づく補償基金はまだ十分に集まっていないのが現状です。

ニュルンベルク国際人権賞の審査委員会は、今回、アミンさんに賞を贈るにあたり、
ラナ・プラザで生産委託していた企業や、まだ補償金を支払っていない企業に対して、
注意を喚起したい考えです。

また、バングラデシュにおいて、労働組合の活動は非常に危険です。
なぜなら、劣悪な労働環境に反対する態度を取るだけで、
解雇されたり、頻繁に嫌がらせや脅しを受けたり、逮捕されてしまうリスクがあるのです。
審査委員会は今回の授賞によって、
アミンさんやその仲間たちが、人道的な労働環境の改善を目指して闘争を続けるために
必要な保護が提供されることを望んでいます。

ラナ・プラザ崩壊事故から一年、
4月24日を「ファッション・レボリューション・デー」として、
イギリスのピープル・ツリー・ファンデーションでは、
ファッション業界の倫理や人権の活動家や識者を招いて、
バングラデシュにおけるフェア・ファッションの必要性についてディスカッションを行いました。

そこでアミンさんは、犠牲者とその家族を代表して、
ファッション業界のあり方を変えるよう、訴えかけました。

「消費者は安い服ばかり買うべきではない。
消費者は“クリーンな服”を選んで買うべきです」

「クリーンな服」とは、それをつくっている労働者たちが
きちんと生活できるフェアな賃金を受け取り、
法的な権利や人権、安全な労働環境を確保できる体制で生産される服のこと。

私たちは、お買いものをするときに、そういうクリーンな服を「選ぶ」ことができます。
自分たちが身にまとう服が、どこで、どのように、つくられているのかを「知る」ことで、
つくっている労働者たちとつながることができます。

バングラデシュにとって、衣料品産業は輸出の79%を占める主要産業であり、
多くの人が運命共同体です。
世界中にいる消費者たちが、単純に「安いから」という理由だけで
ものを買わないようにすることで世界は変わっていくと、
アミンさんは訴えています。

ピープル・ツリーではこれからも
つくる人と環境を守るフェアトレード・ファッションを通じて、
買う人に「クリーンな服」の選択肢を提供します。

またグローバル・ヴィレッジからの寄付により、引き続きNGWFの活動をサポートします。

みなさんも服を買うときに、つくり手に想いを馳せて選ぶことで、
世界を変えることに参加してください!

※グローバル・ヴィレッジの会員となってNGWFをサポートする
→ http://globalvillage.or.jp/