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ピープルツリーの日々のこと

Daily Archive: 2022/09/02

金曜日

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9月 2022

この秋おすすめのオーガニックコットンのカットソーfromインド♪

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この秋おすすめのオーガニックコットンのカットソーfromインド♪

こんにちは。マーケティングチームのヤマザキです。
9月はオーガニックセプテンバーということで、今日は2022年秋冬の新作の中から、インドの2つの生産者から届いたおすすめのオーガニックコットンのカットソー2シリーズをピックアップしてご紹介します。

どちらも安心のGOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)認証*のオーガニックコットンアイテムです。

お出かけにも活躍する上品なフラワープリントのカットソー♪

まず最初は、インドのムンバイにあるクリエイティブ・ハンディクラフトから届いた、上品なフラワープリントのシリーズ。

オーガニックコットン95%、ポリウレタン5%のストレッチが効いたこのカットソーは、とろんとした肌触りが楽しめる着心地の良さと、見た目のきちんと感を両立した、毎年大人気の素材です。今季も早いタイミングで売り切れ必至のシリーズですので、気になる方はお早めにチェックしてみてくださいね。

オーガニックコットンストレッチフラワープリントワンピース
ワンピースは、ゆったりと開けた首元と、締め付け感のない動きやすいシルエットが、お出かけにもおうちにお客さまの時にも、マルチに着まわせる便利アイテム。

重すぎないネイビーの上品な色合いが、さまざまなシーンに活躍すること間違いなし。

デザインのポイントにもなっている両サイドのポケットも便利です。デザインのポイントにもなっている両サイドのポケットも便利です。

オーガニックコットンストレッチフラワープリントワンピースはこちら

 

オーガニックコットンストレッチフラワープリントブラウス前ボタンつきの柔らかなプルオーバー。袖口をしぼり、きちんと感のあるシルエットに仕上げました。

ゆったりとしたバンドカラーで、前立てに小さなコロゾナッツボタン3つがついた短冊あきの凝ったつくりです。

インしてもアウトにしてもきれいに着こなせるので、スカートにもパンツにも合わせられます。

オーガニックコットンストレッチフラワープリントブラウスはこちら

 

オーガニックコットンストレッチフラワープリントラップ風スカート

広がりすぎないすっきりとしたシルエットがはきやすい、膝下丈のラップ風スカート。上の同柄のプルオーバーとのセットアップはもちろん、単品でカジュアルなカットソーからきれいめなブラウスまで、幅広いトップスと合わせた着こなしが楽しめます。

両サイドにポケット、ウエストにゴム入りで楽ちんな着心地ながら、落ち感がある滑らかな素材のラップ風スカートがおしゃれ気分をもり上げてくれます。

オーガニックコットンストレッチフラワープリントラップ風スカートはこちら

 

毎日のおしゃれをランクアップしてくれる大人のデイリーウェア

もう一つのおすすめは、秋らしい色合いのオーガニックコットン天竺を使い、旬のディテールをさりげなく盛り込んだデイリーウエアのシリーズ。

シンプルなのにちょっぴりヒネリの効いたデザインが、毎日のおしゃれを楽しくしてくれます。

こちらは、南インドの南端タミルナドゥ州にあるアシシ・ガーメンツから届いた、GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)認証*のアイテムです。

 

オーガニックコットンフリルネックトップ

首元と袖口に控えめなフリルを施した、やや立ち襟のカットソー。ボディは太すぎず細すぎないサイズ感で、袖はややボリューム感を出しました。1枚でさまになるデザインです。

襟元のフリルが女ごころをくすぐります。

スリーブのボリューム感は、袖口からのぞく手首を華奢に見せてくれるうれしい効果も。

コロゾナッツボタンで留めた背面もキュートなアクセントです。

秋らしいワインに加えて、エコホワイトとネイビーの3色展開。

オーガニックコットンフリルネックトップはこちら

 

オーガニックコットンVネックバルーンスリーブトップ
こなれたシルエットで着映えする、タックスリーブのカットソー。浅くゆったりと開けたVネックはアクセサリーの映えるデザインです。

たっぷりのスリーブがトレンド感を演出します。


エコホワイトのほかに、ネイビーとワインの3色展開。

オーガニックコットンVネックバルーンスリーブトップはこちら

 

オーガニックコットンバルーンスリーブドレス
秋の始まりに1枚でさらっと着られる、深みのある色合いのドレスです。季節が深まって肌寒くなってきたら、タートルネックやレギンスと合わせて、コートの下の重ね着も楽しんで、いまから寒い時期まで幅広いシーンで活躍してくれるアイテムです。

ウエストはひもでギャザーを寄せてフェミニンなシルエットに。たっぷりした袖口にはゴムが入っています。


ワインとネイビーの2色展開です。

オーガニックコットンバルーンスリーブドレスはこちら

 

オーガニックコットンパネルスカート
品のある落ち感と広がり方がきれいな無地のスカートは、幅広いトップスを合わせられるヘビロテ・アイテム。オーガニックコットンのやわらかな素材で心地よくはけます。

両サイドにポケット、ウエストにゴム入りの着心地のいい1枚です。


ワインとネイビーの2色展開です。

オーガニックコットンパネルスカートはこちら

 

いかがでしたか?今回は秋冬の新作から、まずはオーガニックコットンのカットソーシリーズをご紹介しました。

地球にも人にもやさしいオーガニックコットン素材は、ほかにもバングラデシュの手織りアイテムや待望の新作アンダーウェアをはじめ、バラエティ豊富に取り揃えています。

ぜひお気に入りを見つけて、暮らしにオーガニックコットンを取り入れてみてください。

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GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)認証とは?*

GOTS(Global Organic Textile Standard)はオーガニック・テキスタイルの世界基準。原材料がオーガニックであるだけでなく、生地の生産・加工や保管・流通のすべての過程で環境的・社会的な基準を満たした商品に認証が与えられます。‘organic’の表示は、付属品を除いた製品の繊維組成の95%以上が、認証されたオーガニック繊維あるいはオーガニック移行中であることを示します。
ピープルツリーは、英国の代表的なオーガニック認証機関Soil Association(ソイル・アソシエーション、 SA)よりGOTS認証を得ています。

 

生産者について

クリエイティブ・ハンディクラフト(インド)

ムンバイのスラムで社会的に不利な立場に置かれ貧困に苦しむ女性たち訓練の場と仕事の機会を提供しているクリエイティブ・ハンディクラフトは、木材パルプからつくられた環境負荷の小さいエコ繊維でなめらかな手触りの「テンセルTM」をはじめとする、ピープルツリーのオーガニックコットン・コレクションの衣服を生産してくれています。

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クリエイティブ・ハンディクラフトから届いたアイテムはこちら>>

アシシ・ガーメンツ(インド)

ピープルツリーの商品の中でも人気の高いオーガニックコットン製品を生産している団体で、南インドの南端にあるタミルナドゥ州にあります。インドで育てたフェアトレード認証のオーガニックコットンを購入し、ドレスから下着まで幅広い商品に仕上げています。

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アシシ・ガーメンツから届いたアイテムはこちら>>

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9月 2022

オーガニックコットンを育ててみました!~経験して感じた、難しさと尊さ~

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広報・啓発担当のスズキです。
オーガニックなるものを広めるオーガニックセプテンバーにちなみ、オーガニックコットンのお話を。

お盆のころ、やっと我が家で育てているオーガニックコットン(和綿)に花が咲きました!

咲いているときの写真を撮りたかったのですが、生憎と強風がひどくて。静止画が撮れないので翌日に持ち越したら、もう閉じてしまっていたのでした。花の命は短い……! その後も雨の日があり、次のつぼみが出来ないまま、8月末を迎えることに。植物を育てるって、なんて難しいんでしょう。

そもそも、オーガニックコットンの定義は、「3年以上農薬や化学肥料を使っていない土地で、薬や化学肥料を使わずに育てた」コットンのこと。

私の場合、「有機培養土」を買ってきました。2年前に引っ越してきたのですが、庭にはどうも除草剤を使った様子が見受けられました。なので、直植えしてしまうと、育てたコットンはもう「オーガニック」とは呼べなくなります。鉢植えで育てても、もしかしたら風や雨で庭の土が混ざってしまったかもしれません。厳密に「オーガニックである」ことを証明するのは、それだけで大変な管理労力が必要です。

コットンを育てるのは、今年で2回目。去年収穫できた種をまくところからのスタートでした。

自由が丘店では5月5日に種まきをしていて、私は出てきた芽が「苗」と呼べるほどに育っているのを見てから「はっ、うちの種まき忘れていた!」と慌ててまいたので、種まきするにはだいぶ遅かった様子。まだ弱々しい芽の時に、すでに直射日光がキツい時期に突入してしまっていました。

何事も、タイミングが大事ですね。種まく瞬間のお天気もさることながら、これから数ヵ月の自然環境と育ち具合の関係も考えてあげなくちゃいけない。空梅雨もあって、せっせと水やりするものの、枯れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしていました。30センチにも届かず、ヒョロヒョロだし。

そんな状態だったので、花が咲いてくれたのが本当にうれしくて!

昨年はGWころ、苗の状態からいただいたので、比較的安心して育てることができました。とはいえ、途中で葉っぱがほぼすべて、くるりんと丸まってしまったことも。贅沢にも葉っぱ1枚をお一人さま利用したいハマキムシのせいでした。こうなると、葉っぱごと切り落とすしかなく、憐れ、初コットンは1枚も葉っぱのないただの棒になってしまったのでした。

こういうとき、商売で大量に育てていたら、効率を考えて殺虫剤や化学肥料を使いたくなるのも仕方ないよなぁ……と、口で「オーガニック」と言う簡単さと実際に育てる難しさを思ったものです。(ほとんどのコットンは、ナチュラルなイメージとは裏腹に、殺虫剤や農薬が大量に使われる農作物です。口に入る食品ではないからこそ、効率重視なのでしょう。)

そこからの見事な復活劇!で、9月21日に初収穫できたのでした。水しか与えない、完全無農薬・無肥料。植物の力って、素晴らしいですね。

まだ花はいっぱいあるので、しばらくは雨にやられないでほしいな~。祈るようにして過ごしたのですが、実際には何度も雨に当たってしまいました。もう少しでポンっと弾けてくれるかな?というタイミングで雨に当たり、繊維が広がらないまま硬くなってしまった実がいくつも。なんと、次にきちんと収穫できたのは、12月に入ってからでした。

左上が12月に収穫した2個目。右上は雨に当たってしまったもの。下は最初の収穫。洋綿のポンポンと丸い形のものと違い、4つじゃなくて3つに分かれて紡錘形です。


左上が12月に収穫した2個目。
右上は雨に当たってしまったもの。
下は最初の収穫。洋綿のポンポンと丸い形のものと違い、
4つじゃなくて3つに分かれて紡錘形です。

 

これが本業だったら……? きちんと生計を立てられるのか、気が気でなかったはずです。庭で1・2本のコットンを育てるぐらいでは全くレベルが違いますが、自然を相手にすることの難しさを思いました。手塩にかけても、育たないかもしれない。収穫できないかもしれない。そんなリスクを背負っている農家のみなさんのご苦労は、計り知れないです。

コットン栽培は、天候や気温、降雨量に左右される、農業です。ファッション産業の工程がいかに機械化されようと、素材の調達の時点から地球環境に大きな影響を受けているのです。ましてや、殺虫剤を使わずに、無農薬・無化学肥料で育てることは、通常の栽培よりも手間がかかります。

それでもオーガニックな栽培は、働く人が安心して健康的に働けて、生物多様性が守られる持続可能なものづくり。遺伝子組み換え種子や農薬などの購入費用がかからず、農家の経済的負担も減らせます。

「みんなが幸せに暮らせる社会」を目指すフェアトレードと、見ている未来が同じだからこそ、ピープルツリーでは出来る限りオーガニックな素材を使うことで小規模農家を応援しています。コットンだけでなく、コーヒー、紅茶、ドライフルーツ、そしてみんな大好きチョコレートも!

毎日の暮らしの「楽しみ」にフェアトレード&オーガニックを取り入れることで、つくり手を支え、地球環境を守ることができます。オーガニックセプテンバーの9月、ぜひ、お好きなものからオーガニックを取り入れてみませんか?

自由が丘店のコットン。ショップのインスタグラムでも様子を報告しています。ぜひフォローをお願いします♪ https://www.instagram.com/peopletree_shop/

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